樹木シリーズ123 ミツデカエデ
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- 花や実が長く垂れ下がる三出複葉のミツデカエデ(三手楓、カエデ科)
北海道から九州までの山地の渓流沿いに生えるが少ない。日本固有種。三出複葉で、小葉の鋸歯は粗く、葉柄が赤く長い。花や実は、長い房になって垂れ下がるのが特徴。秋に黄葉する。材は器具材、薪炭材として利用されるほか、庭木、公園樹として植栽される。
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- 名前の由来・・・一枚の葉が三枚の小葉からできているカエデであることから、「三手楓」と書く。
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- 葉・・・三出複葉。稀に5枚の葉が出ることがある。鋸歯は粗く、赤い葉柄は長い。
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- 花・・・葉が開くと、すぐ4~15cmの総状花序を垂らし、黄色の小さな花を20~50個つける。
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- 果序・・・長さ10~20cmと長く、逆V字状の多数の翼果を下向きに垂れる。深緑に赤く色づいた房状の翼果が良く目立つ。翼果は、長さ2.5~3cmで余り開かない。
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- 樹皮・・・灰褐色で全体的になめらか。細かい皮目が多い。
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参 考 文 献 |
- 「山渓カラー名鑑 日本の樹木」(山と渓谷社)
- 「葉っぱで見分け 五感で楽しむ 樹木図鑑」(ナツメ社)
- 「ワイド図鑑 身近な樹木」(菱山忠三郎、主婦の友社)
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