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樹木シリーズ175 ウラジロヨウラク(ガクウラジロヨウラク)

  • 釣り鐘形の花が美しいウラジロヨウラク(裏白瓔珞、ツツジ科)

     山地から亜高山帯の林縁や草地に生え、高さ1mほどになる落葉低木。葉は枝先にやや輪生状に互生する。釣り鐘形の花は、枝先に淡紫色で先の方が濃く、5~10個咲く。ウラジロヨウラクのガク片はほとんど目立たないが、写真のようにガク片が長いものをガクウラジロヨウラクとして区別する場合がある。ウラジロヨウラクは太平洋側に多く分布し、ガクウラジロヨウラクは日本海側に多く分布している。北海道、本州、四国の山地帯~亜高山帯に分布。
  • ウラジロヨウラク・・・ガク片がほとんど目立たない。 
  • 名前の由来・・・葉の裏側が白く、花の形がヨウラク(仏像の首や胸にかける珠玉の飾り)に似ていることから、「裏白瓔珞」と書く。 
  • 花期・・・6~7月、高さ0.3~1m
  • 生育場所・・・山地~高山の林内や草地 
  • ・・・倒枝先に集まって輪生状になる。卵形~楕円形で、表面に長い毛があり、裏面は帯白色。 
  • ・・・釣り鐘のような花が多数垂れ下がって咲く。花の色は、白っぽいものから濃いピンクまで色に幅がある。花柄には腺毛がある。雄しべは10個。 
参 考 文 献
  • 「山渓カラー名鑑 日本の樹木」(山と渓谷社)
  • 「秋田の山野草300選」(秋田花の会)
  • 「山渓カラー名鑑 日本の高山植物」(山と渓谷社)