樹木シリーズ185 サワシバ
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- 焚き火用の柴に利用されてきたサワシバ(沢柴、カバノキ科)
山地の沢沿いの斜面など湿った場所に多い。春、黄色い花が穂になって垂れ下がる。果穂は、葉状の果苞が密に重なり、風に舞って散布される。シデの仲間では最も北にまで分布する。北海道、本州、四国、九州の沢筋に広く分布。
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- 見分け方・・・花も果穂もクマシデに似ているが、シデの仲間では唯一基部が深いハート形なので見分けられる。
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- 名前の由来・・・沢に生え、昔から焚き火用の柴として利用されたことから、「沢柴」と書く。
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- 葉・・・広卵形の葉は互生し、基部は深い心形。側脈は15~20対。葉先は鋭く尖る。
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- 花・・・長さ約5cmで緑黄色の雄しべは前年枝から、緑色の雌しべは本年枝の先から垂れ下がる。雌雄同株。
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- 果穂・・・シデの仲間では最も長い。秋になると乾いて開く。
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参 考 文 献 |
- 「山渓カラー名鑑 日本の樹木」(山と渓谷社)
- 「里山の花木ハンドブック」(多田多恵子、NHK出版)
- 「樹木図鑑」(鈴木庸夫、日本文芸社)
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