樹木シリーズ186 キハギ
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- 花は小さいが最も木らしいキハギ(木萩、マメ科)
日当たりが良く岩の多い山地に生育し、夏に紫斑のある淡い黄白色の花をつける落葉低木。葉は、3出複葉で互生する。高さ2mほどで、庭木として植えられる。ハギの仲間では、最も木らしく、秋になると鮮やかな黄色に黄葉する。分布は、本州、四国、九州。
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- 名前の由来・・・ハギの仲間は、低木で木と草の中間的な性質をもつが、本種は最も木の性質が強いことから、「木萩」と書く。
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- 葉・・・3出複葉で2列互生する。小葉は葉先が尖り、やや堅い質感で、光沢がある。裏面には絹毛がある。縁は全縁で、波打つ。托葉は細くて長い。
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- 花・・・淡い紫白色で、時に黄色を帯びる。果実は10月に熟す。
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参 考 文 献 |
- 「山渓カラー名鑑 日本の樹木」(山と渓谷社)
- 「葉っぱで見分け 五感で楽しむ 樹木図鑑」(ナツメ社)
- 「里山の花木ハンドブック」(多田多恵子、NHK出版)
- 「樹木 見分けのポイント図鑑」(講談社)
- 「葉でわかる樹木」(馬場多久男、信濃毎日新聞社)
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