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樹木シリーズ186 キハギ

  • 花は小さいが最も木らしいキハギ(木萩、マメ科)

     日当たりが良く岩の多い山地に生育し、夏に紫斑のある淡い黄白色の花をつける落葉低木。葉は、3出複葉で互生する。高さ2mほどで、庭木として植えられる。ハギの仲間では、最も木らしく、秋になると鮮やかな黄色に黄葉する。分布は、本州、四国、九州。
  • 名前の由来・・・ハギの仲間は、低木で木と草の中間的な性質をもつが、本種は最も木の性質が強いことから、「木萩」と書く。
  • 花期・・・7~9月、高さ2~3m 
  • ・・・微毛が密生する。 
  • ・・・3出複葉で2列互生する。小葉は葉先が尖り、やや堅い質感で、光沢がある。裏面には絹毛がある。縁は全縁で、波打つ。托葉は細くて長い。
  • ・・・淡い紫白色で、時に黄色を帯びる。果実は10月に熟す。
  • 黄葉・・・鮮やかな黄色に黄葉し美しい。 
参 考 文 献
  • 「山渓カラー名鑑 日本の樹木」(山と渓谷社)
  • 「葉っぱで見分け 五感で楽しむ 樹木図鑑」(ナツメ社)
  • 「里山の花木ハンドブック」(多田多恵子、NHK出版)
  • 「樹木 見分けのポイント図鑑」(講談社) 
  • 「葉でわかる樹木」(馬場多久男、信濃毎日新聞社)