樹木シリーズ187 チドリノキ
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- カエデらしくないカエデの仲間・チドリノキ(千鳥の木、カエデ科)
山地の谷間などに多く生える落葉高木。カエデの仲間だが、葉には切れ込みがなく、クマシデやサワシバに似ている。この2種とは、葉が対生することで見分けられる。最も簡単なのは、2個がくっついたプロペラ型の果実を見れば一目瞭然。そのプロペラ型の果実が重なり合ってぶら下がる様子は、その名のとおり千鳥が飛ぶ翼のようにも見える。高さ8~15m。
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- 名前の由来・・・翼のついたプロペラ型の果実が房なりに連なる様子が、たくさんの鳥が連なって飛んでいるように見えることから。
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- 葉・・・平行する多数の側脈が目立ち、サワシバやクマシデの葉に似ているが、葉は対生する点で見分けられる。
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- 果実・・・細い軸にプロペラ型の実が重なり合ってぶら下がる。2個の実は、直角から120度ほどの角度で開く。
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参 考 文 献 |
- 「山渓カラー名鑑 日本の樹木」(山と渓谷社)
- 「葉っぱで見分け 五感で楽しむ 樹木図鑑」(ナツメ社)
- 「里山の花木ハンドブック」(多田多恵子、NHK出版)
- 「樹木 見分けのポイント図鑑」(講談社)
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