樹木シリーズ227 ゴマギ、ヒロハゴマギ
INDEX ゴマギ、ヒロハゴマギ |
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- ゴマの香りがするゴマギ(胡麻木、スイカズラ科)
ゴマギは関東地方以西の山地や川沿いの湿気の多い所に生える落葉低木。秋田を含む本州北部に分布するのは、その変種・ヒロハゴマギである。共に枝や葉を傷つけるとゴマのような香りがする。花と実が同じ仲間のガマズミに似ている。庭木として利用される。
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- 名前の由来・・・枝や葉を傷つけるとゴマのような香りがすることから。ただし秋になると香りがなくなる。
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- 葉・・・倒卵状の長楕円形で、縁に鈍い鋸歯がある。両面、特に裏面に星状毛が密生する。
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- 花・・・枝先に円錐花序をだし、白い花を多数つける。花冠は5深裂する。
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- 果実と果柄も赤くなるので、よく目立つ。それは鳥に食べてもらって、種子を運んでもらうためであろう。
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- 本州北部に分布するヒロハゴマギ(広葉胡麻木、スイカズラ科)
ゴマギの変種で、本州北部(東北・北陸地方)に生息する。秋田では川沿いなどの湿地に自生している。4~5月、枝先に直径10~15cmの大きな円錐花序をだし、白い小さな花を多数つける。
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- 名前の由来・・・葉がゴマギより広くて大きいことから。
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参 考 文 献 |
- 「山渓カラー名鑑 日本の樹木」(山と渓谷社)
- 「読む植物図鑑vpl4」(川尻秀樹、全国林業改良普及協会)
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