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 奥羽の山懐に抱かれた瑠璃色の湖、田沢湖。周囲約20kmのほぼ円形、水深424.3mと日本一の深さを誇る田沢湖は、たつこ姫伝説でも知られています。湖畔を巡る周遊道路周辺には、キャンプ場やコテージなど施設が整備された「かたまえ山森林公園」「県民の森があり、4月下旬から11月上旬の間、アウトドアライフを楽しむことができます。
 湖畔から田沢湖高原までは車で約10分、秋田駒ヶ岳の中腹に広がるスキー場を望みながら車を走らすと、田沢湖を望むことのできる水沢温泉郷に到着。さらに進むと大きな温泉ホテルが集まる田沢湖高原温泉郷。ブナ林を縫うように奥へ進むと、秘湯と呼ばれる乳頭温泉郷に到着します。
 スキー、温泉、森林浴と四季を問わず楽しめる秋田の観光スポットです。
 
 かたまえ山森林公園 
 
 田沢湖の西岸、たつこ像近くの丘の上に広がる森林公園。この展望台からは、田沢湖畔と秋田駒ヶ岳が一望できます。定員4名のコテージが9棟、定員4名のバンガローが6棟整備されているほか、テントサイトも準備しております。営業期間は、4月25日~11月4日までとなっております。 
 
 位置図
 
 問い合わせ・予約
   かたまえ山森林公園  TEL0187-47-2007 
 
  かたまえ山森林公園入口周辺
   
   
  「かたまえ山森林公園」入口近くにある「むらっこ物産館」で森に入る前にちょっとのぞいてみました。10月下旬のこの頃の山の幸が販売されています。ムキタケやシモフリシメジ(県南ではコナラという名前で親しまれています。ちなみに県北ではギンタケと呼ばれています。)といってキノコや、日本一大きな栗の実「西明寺栗」が店頭を賑わせていました。
   
 (写真左)県道60号線のかたまえ山森林公園入口。(写真右)たつこ像周辺からも登ることができます。
   管理棟
 
 営業期間4月25日~11月4日
 受付時間は8時30分~17時30分
 
 毛布やコンロの貸し出し、洗濯機利用、薪や炭の販売も行っております。
 
   
 管理棟に続くコテージエリア。広さや設備に応じて3タイプ用意されています。2段ベッド又はシングルベッド、シャワー、トイレ、テレビ、キッチン、冷蔵庫、炊事道具や食器類、暖房設備が設置しております。 
   
 バンガローエリア。設備は照明のみ。 
 
     
 展望台からは、様々な樹木が植えられた「集いの森」が見渡せるほか、野外卓やベンチがある「ピクニック広場」、子供たちが遊べる小規模なフィールドアスレチックがあります。
 
   
  かたまえ山森林公園近くの田沢湖畔、たつこ像は、戦後日本を代表する彫刻家、舟越保武氏の作品です。昭和43年4月12日に除幕式を行いました。田沢湖観光の中心的存在です。直ぐ近くには、浮木神社が湖に張り出すように鎮座しています。流れ着いた浮木を祀ったもので、浮木神社と呼ばれていますが、明和6年(1769)秋田藩士で俳人・漢学者の益戸滄洲によって漢槎宮と命名されています。
     
  潟尻からカッパの淵へ行く途中、湖畔に添って共生木の群生が見られます。木の根元から杉や桜などの広葉樹が一緒になってそびえ立ち、湖畔の森を造っています。
 
  たつこ茶屋で一休み、イワナの塩焼きや味噌たんぽ、きのこ汁など秋田の森の味がいっぱいです。
   
 たつこ茶屋の敷地で丸木舟を制作中。乾燥で割れが入らないようゆっくり時間をかけて作ります。一本の杉をくりぬきながら。材料の杉は、この茶屋のオーナーの所有林からということで、森にお邪魔しました。
   
 湖畔脇の杉林。適度に抜き伐りされており、良い林になっております。
 
  思い出の潟分校
   
 湖畔の道路から離れて車で5分程度で到着する潟分校。明治15年に創立したものの、児童数の減少により昭和49年に廃校。解体も検討されたが、「地域の歴史や文化を見続けた木造校舎、そして美しい日本の原風景を残したい」という地元の有志の厚意で修復、平成16年から思い出の潟分校として一般公開されています。(パンフレットから一部引用)
   
 お願いすると、施設を管理している千葉侑子さんが先生役となって、地域の歴史や学校に通っていた当時の思い出話をしてくれます。方言を交えながら面白く楽しい授業です。教室には、古い集合写真が飾られ、高齢の方は興味深そうにながめ、子どもの頃を思い出していました。
 
   
 木造の廊下や体育館。休校日は毎週水曜日です。お問合せは次まで
  〒014-1203 秋田県仙北市田沢湖潟字一の渡り226
          TEL・FAX 0187-43-0766

  秋田県民の森
 瑠璃色の水面を望みながら開催された第19回全国植樹祭(昭和43年)を記念し、あわせて“明治百年記念行事”として隣接の石倉沢県営林を含めた145haの面積がある県民の森。田沢湖を訪れた皆さんのいこいの場として、林業研修の場として活用されています。
 また、昭和53年には、当時の皇太子・皇太子妃をお迎えし第2回全国育樹祭が開催されました。
 
 県民の森から望む田沢湖
 
   
   
 全国植樹祭の3日前、十勝沖地震が発生し両陛下の行啓は取りやめになりました。このため、お手植えの秋田杉は、宮中辰巳の庭においてお手植えされたものを移植したもので、45年を経て大きく生長しております。石碑には、ここに来てみんなで植樹をしようと思っていたがかなわなかったというお気持ちを詠んだ句が刻されています。
 
   
 湖畔道路に沿ったエリアは都道府県の木を植栽したエリアです。いくつかの県の木は、寒い秋田では生育出来ないため、入れ替えております。 
  田沢湖キャンプ場
 
 
   
 管理棟
   
 バンガロー群とトイレ
   
 炊事場
 
   
 田沢湖の東側湖畔の観光の中心となる春山地区、表玄関としてにぎわう浜は、以前は鳴き砂として有名で、その白さから白浜(しらはま)と名付けられました。夏には湖水浴をする人でにぎわう湖水浴場があり、ボードセーリングなどマリンスポーツも盛んです。遊覧船乗り場、お土産物店が軒を並べております。
 ちょっと寄り道
田沢湖春山から田沢高原へ向けて車で約5分。人気の山のはちみつ屋です。
   
 
 田沢湖高原
   
   
 ブナ林の紅葉
   
   
 田沢湖高原乳頭山の麓は、温泉の宝庫。一軒宿のそれぞれの温泉が楽しめます。黒湯温泉です。
   
   
 大釜温泉  妙乃湯温泉
   
  鶴の湯温、道幅の狭いところがあります。およそ1688年当たりから湯宿して経営していた記録が残っているとか。