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高原でアウトドアライフを満喫

由利原 鳥海山 大谷池 牧場 ジャージー牛
 
  日本海と子吉川に挟まれた所の丘陵地には、仁賀保高原、東由利原、西由利原、南由利原の高原が連なる。この丘陵地ではどこからでも秀麗鳥海山(標高2,236m)を望むことができる。青少年旅行村は、南由利原の南端、大谷地池の西側に位置する。休憩や食事ができる施設、オートキャンプ場やバンガロー、ケビンなどキャンプ施設が充実しているほか、池を一周することができる約10kmのサイクリングロード、芝生広場など遊戯施設が揃っている
 鳥海山に向き合う南由利原高原第一展望台から望むと、池に「さかさ鳥海」が見られる。さらに、ユリ園やコスモス園など季節の花が楽しめる高原だ。

南由利原高原 青少年旅行村 google位置図
   
  南由利原サイクリングターミナル「やまゆり」。トイレ、レストランが併設。自転車の貸出も行っている。時間に余裕がある場合は、大谷地池をぐるりと巡るサイクリングロードでサイクリングを楽しむのも一興である。 
 
  初夏の大谷地池風景
   
 大谷地池は鮎川の一大水源で、明治43年に堤防が築造された。その後かんがい水を確保するため、堤防をかさ上げする工事を行い、昭和31年に現在の姿に完成した。満水面積65ha、貯水量353万6千㎥という秋田県第一の人工湖である。
 この木橋「しょうぶ大橋」は、奥に見える島まで続く。平成元年に完成したこの橋は架け替えられて現在2代目。この時期、多く水が蓄えられている。
 
 晩秋の大谷地池風景
   
 11月中旬のある日、池の水も少なくなった。湿原の花は見られずそろそろ冬の訪れを感じる。湿原を眺めながら「しょうぶ大橋」を渡って島へ。 
   
 島に渡り散策道を巡ると、対岸に出る橋「ゆり小橋」に到着。 
   
 ここでサイクリングロードと一緒になる。橋は自転車通行はできません。 
   
大谷地池を巡るサイクリングロード、初夏には緑陰を通ると心地良い風を感じる。 
 

キャンピングセンター 
 
 旅行村キャンプ場を利用する方の受付やキャンプ備品の貸出を行います。テントサイトは70を数える。オートキャンプサイトも10区画、また、ケビンやバンガローもある。

 電話予約
  0184-53-2126
 初夏のオートキャンプ場とバンガロー
   
 晩秋のオートキャンプ場とバンガロー  (撮影日には営業が終了)
   
 
   
 ケビンにはシャワー施設の有る棟と無い棟が。 
   
  炊事施設
   
 「スターハウス コスモワールド」、600mmジンデン敷反射望遠鏡を備えた本格的天体ドームをはじめ、40人収容のリクライニング椅子付プラネタリウム、貸出用天体望遠鏡などを完備。開館日は7・8月で完全予約制。TEL0184-53-2008(由利本荘市hpから抜粋)
 南由利原からは鳥海山が遠望できる。
 
 
 
 一寸寄り道
仁賀保高原 土田牧場 
  南由利原から国道7号線へ向かうには、にかほ市釜ヶ台の交差点から西目方面、象潟方面及び仁賀保高原へ向かうルートがある。天気の良い日はこの交差点を直進して仁賀保高原へ向かうのも良い。カーブの多い坂道を上りきった所に、土田牧場やひばり荘への道案内がある。
 鳥海山を背景に、風力発電の風車が力強く回っている。西の方向へ眼をやると日本海、海岸線に連なる街並みが。遠くには海に浮かんでいるような飛島が見られる。標高約500mの高原を楽しんでもらいたい。


土田牧場位置図 google位置図
 
 鳥海山をバックに広がる土田牧場、のんびり草を食むジャージー牛。11月初旬の風景です。これから一月半もたつと、横殴りの風や雪が吹き積もる厳しい季節を迎えます。 
 
   
 旧矢島町で酪農経営していた土田さん、放牧による健康な牛づくりを目指して1987年にこの地へ。ジャージー牛乳のおいしさを知ってほしいという思いから、味を損なわない低温殺菌によるジャージーミルク、土田牧場で開発・加工した数々の乳製品・肉加工品等の販売を行っている。併設するミルクハウスでは焼き肉など食事もできる。
 
   
 ミルクハウス、休憩や土田牧場オリジナルの製品販売、ジャージーソフトクリームを販売しています。この棟を抜けて次の建物に移るとレストラン棟。これまで表彰を受けた輝かしい記録も展示している。 
   
 ミルクハウスには、土田牧場オリジナル商品が一杯。初冬の平日だったので閑散としていたが、休日には多くの訪問客で賑わう。濃厚なジャージーソフトクリームを買い求めるため、長い行列ができる。ここの名物の一つ、ジャージーポーク。焼きたてアツアツ。 
   
 土田牧場近くにある「ひばり荘」、鳥海山、牧場、池沼群そして日本海と広々と雄大な景色のパノラマを楽しめる。高原には、日本海からの風をエネルギーに換える風車が林立する。 
   
 高原から象潟方面の日本海を望む。かつては八十八潟、九十九島の景勝地として松島と並び天下に美景を誇っていた象潟。1804年の大地震で海底が隆起し陸地となったが、田んぼの中に当時の島が小山を成している。遠く画面中央に飛島がうっすら見える。
 仁賀保高原は、多くの池沼が見られる。生活環境保全林で整備された遊歩道があり、自然観察会なども開かれる。