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 森吉山高原キャンプ場(妖精の森)は、森吉山の麓、標高750mの高原にある。春から初夏の新緑と山菜、夏の深緑とクワガタ探し、秋の黄葉とナメコ狩りを楽しめる。秋田スギをふんだんに使った欧風コテージやキャンプ場などの宿泊施設、家族やグループでアウトドアスポーツが楽しめる施設が充実している。

 周囲には、花の百名山・森吉山やブナの巨木が林立するクマゲラの森、「天国の散歩道」と形容される桃洞渓谷、赤水渓谷、小又峡・三階滝、幻の滝・九階の滝など、本格的なアウトドアを楽しむ一級のスポットも多い。家族やグループで楽しめるほか、登山や沢登り、渓流釣りなど本格的なアウトドアを楽しみたい方々のベースキャンプ地としてもオススメである。
位置図(google地図)

 秋田北空港から車で60分
 秋田内陸線阿仁前田駅から25分
 秋田自動車道五城目八郎潟ICより60分

問い合わせ

管理棟「ロッジ森吉」(妖精の森) 電話0186-76-2107 FAX0186-76-2223
観光案内所「四季美館」 電話0186-75-3188
北秋田市産業部商工観光課 電話0186-72-5243
▲阿仁前田駅方向を望む ▲森吉山ダム「四季美湖」
▲四季美湖周辺の紅葉 ▲湖の橋を渡ると右手に案内看板がある
▲こめつが山荘との分岐点にある看板 ▲管理棟「ロッジ森吉」(妖精の森)
▲妖精の森MAP

 森吉山高原キャンプ場は、「妖精の森」の一部で、上のMAPの右中・・・ブナの森に囲まれたキャンプサイトである。管理棟からトロルロードを歩いても行けるが、車でもOK。
 管理棟からコテージまで舗装された道路を進むと、ほどなくブナの森となる。
▲黄葉晩期のブナの森

 数百年ブナの巨木が林立する森の中にキャンプ場がある。夏はクワガタ探し、秋は原木に生えたナメコ狩りを楽しむことができる。もちろん、テントやシュラフのレンタルもある。
▲トイレ ▲炊事場
▲東屋 ▲バンガロウ
▲「きのこ村」・・・森の中にたくさん転がっている原木にナメコが生えていた 
 ブナの森の中・・・最も自然に近い状態で原木栽培されているので、味は天然ナメコに劣らない。旬は、傘が開かない幼菌ではなく、傘が7~8分開きのものである。例年10月頃に旬を迎えるが、今年は遅れているようだ。
▲コテージ

 秋田スギをふんだんに使用して作った総ログハウスのコテージが8棟。設備は、TV・ビデオ、冷蔵庫、炊飯器、オーブンレンジ、ホットプレート、ジャーポット、食器、包丁等キッチン設備、バスタオル、フェイスタオル、リンスインシャンプー、ボディソープ等完備。各コテージには、デッキも付いている。
山屋のための登山パック・・・一泊二食、無料送迎付き(松倉登山口及び阿仁前田駅間)もある
▲妖精の森「モリモリ広場」の案内看板 ▲キャンプファイヤーサークル
▲ドックラン ▲妖精の森オートキャンプサイト
▲人工芝すべり台 ▲レンタルのそりですべる
▲アスレチック。テニスコートもある。 ▲バーベキューハウス

 家族、グループで楽しむアウトドアスポーツの施設が充実している。ペットも大切な家族・・・わんちゃん、ねこちゃんと一緒でもOK。
森吉山高原キャンプ場周辺トレッキングガイド
▲森吉山登山口「こめつが山荘」(820m) ▲森吉避難小屋、森吉神社(1270m)

花の百名山・森吉山登山

 こめつがコ-ス(片道5.6km、3時間15分)、松倉コース(片道5.8km、3時間15分) 
 登山口(90分)一ノ腰(30)森吉神社(5)石森(20)阿仁避難小屋(45)稚児平(10)森吉山(20)山人平 
▲山人平のお花畑から森吉山(1454m)を望む ▲イワカガミとチングルマ ▲ヒナザクラ

阿仁ゴンドラコース

 阿仁ゴンドラ山麓駅(535m)ゴンドラ山頂駅(15分、1170m)石森(20分、1308m)阿仁避難小屋(20分、1305m)稚児平(45分、1380m)森吉山頂(10分、1454m)山人平(20分、1315m)

花の百名山シリーズ① 森吉山
▲森吉山野生鳥獣センター

 ブナ林の四季と生き物たちの暮らし、奥森吉の自然環境、天然記念物・クマゲラの生態などを学ぶことができる。
▲クマゲラの森散策

  本州のクマゲラは、白神山地と森吉山の二つで安定的に繁殖していることが確認されている。森吉山東麓のノロ川と黒石川流域に広がるブナ林をクマゲラの森と呼んでいる。森吉山一帯が国設の鳥獣保護区に指定され、国内でも有数のブナ林が残っている。それだけに一見の価値がある。
▲国の天然記念物「桃洞スギ・佐渡杉」(昭和50年2月13日指定)

 通常秋田スギは標高600〜700m以下に分布しているが、桃洞スギは800〜950mの豪雪高山地帯に分布する耐寒耐雪性品種として珍しいと言われている。この南方3kmのところに佐渡谷地という湿原があることから、「佐渡杉」とも呼ばれている。このスギの生育面積は600ha、ヒメコマツやネズコ、ブナを主とする広葉樹と混交している。
▲桃洞滝(女滝) ▲錦繍の桃洞渓谷(桃洞滝上流部)

 「森吉山野生鳥獣センター」からブナの森の森林浴を楽しみながら遊歩道を歩き、桃洞滝まで4.2km、所要時間は60分。滝の上流部は、八段の滝、中の滝、男滝、無数のおう穴が連続、特に紅葉の絶景を眺めながらのシャワークライミングは最高である。
▲赤水渓谷「うさぎ滝」

 赤水沢入渓点から兎滝まで約3kmにわたって一枚岩盤のナメ床、ナメ滝、大小の甌穴が続く。その水の回廊は、「天国の散歩道」と形容されている。トレッキングはもちろん、桃洞渓谷と赤水渓谷を一周するコースは、沢登りパーティに人気が高いコースである。
▲様ノ沢源流に懸かる幻の滝・九階の滝

 粒様沢上流様ノ沢源流は、屹立する一枚岩の壁が連続し、マタギでさえも「神様の沢」として畏怖し、昔から近寄れなかったと伝えられる秘境であった。獣道しかない険しい山容で、これまで「九階の滝」まで到達した人は、地元でさえ数えるほどしかいない。この滝は、九段からなり全体の落差は135mもある。

森吉山周辺のベストガイド情報・・・ぐるっと森吉山ポータルサイト(NPO森吉山ネイチャー協会)