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モリエールあきた

 2013年10月2日(水)、「魔法の鉢づくり」(各種参加教室)が、秋田県森林学習交流館・プラザクリプトンを会場に行われた。魔法の鉢は、通気性、保水性、水はけに優れ、山野草の生育がとても良く、魔法のように育つことから名付けられたという。

 魔法の鉢は、細かくした新聞紙とセメントを水で練り、鉢の形にする。陶芸のように窯で焼く必要もない。材料、道具とも手に入りやすく、特殊な技能や専門知識も不要で、誰もが世界に一つしかないオリジナルな鉢を簡単につくれるところが素晴らしい。

 講師の今田善範さんは、魔法の鉢づくりの発案者・大野月子さん認定の講師で、雨池左官店(由利本荘市)を経営している。若い頃から山野草を趣味としていたが、その栽培に適した魔法の鉢に巡り合い、今では広い庭が、魔法の鉢でいっぱいになっているという。習得した技能を活かし、仲間を増やそうと県内各地で魔法の鉢づくりの講師を務めている。
魔法の鉢とは・・・

 発案者・大野月子さんは、新聞紙とセメントでつくる植木鉢が、それまで夏場に枯らしていた山野草が生き残り、どんどん殖えるほど生育が良いのに感激して「魔法の鉢」と名付けた。機能性に優れているだけでなく、山野草に合う自然の岩場の雰囲気が簡単に出せることから愛好者が増えているという。
基本生地をつくる

 新聞紙を一晩水に浸ける→新聞紙を小さくちぎってペースト状になるまでもむ→セメントを混ぜて練る(セメントの量は、新聞紙ペーストと同量程度)→着色する。これらの作業は、全て講師が準備しておいてくれた。感謝、感謝。
作成その1

 100円ショップで売っている既成容器を利用する。型枠用のザルにビニールを被せ、その中へ生地を入れて底の深い鉢をつくる。完成したら、日の当たる場所に置き乾かす。一晩置けば固まるという。
作成その2

 既成の容器と広告用紙を丸めたものを型枠にして、内側に生地を入れてつくる。
作成その3

 外壁を手で積み上げ、底の浅い鉢をつくる。
生地に赤い粉を入れ着色

 魔法の鉢を置く台は、秋の紅葉をイメージして生地に赤い粉を入れて着色する。
作成その4・・・鉢の台をつくる
▲講師の作品「枯葉」
 魔法の鉢は、誰もが自宅で作れる、どんな形にもつくれる、山野草にピッタリでよく育つ、壊れる(耐用年数は7年~10年程度)と土に還る・・・だから「魔法の鉢」と呼ばれるのであろう。

 また、講師は秋田弁丸出しで、終始笑い声が絶えない楽しい「魔法の鉢づくり」であった。講師が持ってきた感想ノートには、3名の方が100%満足した旨の感想文を綴っていた。
参 考 文 献
「大野月子の魔法の鉢づくり―山野草と高山植物を岩場の雰囲気で楽しむ」(大野月子、小学館スクウェア)

モリエールあきた