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 2013年6月1日(土)、森の学校第4回目「木登り&ツリーイング」が秋田県森林学習交流館プラザクリプトンの森で開催された。一般参加者は、募集人員25名を大きく上回る36名参加、講師・スタッフを含めると合計58名が参加。大人から子供まで、「鳥に」なった気分で森の空中散歩を楽しんだ。

●内容/素手で木登りやツーリングを体験 ▲対象/一般、親子
◆主催/秋田県森林学習館・プラザクリプトン(018-882-5009) 協賛/(一社)秋田県森と水の協会
◆協力/秋田木登りクラブ、NPO森の王国サルパ、秋田県森の案内人協議会
▲参加者たちは、会場の学習交流の森へ  ▲講師・・・秋田木登りクラブ代表・村上幸志さん ▲講師・・・NPO法人 森の王国サルパ代表・奥山勝栄さん
 秋田木登りクラブの村上代表によると・・・木登りは人類史において生きる手段の一つで、現代人にも「木登りDNA」がある。その眠っていたDNAが、たった一回の木登り体験で「木登り遺伝子」が蘇るという。さらに、木の上に登ると、「鳥」になった気分になるという。
 本来は、ロープなどを使わない素登りですが、体験イベントでは安全確保のため、ハーネスやザイル、エイト環、カラビナなどを使用する。さらに上と下でクラブ員がサポートし、安全には万全を期している。
 木登りした高い木から斜めに張ったロープにカラビナを通して一気に滑り降りる。最初は、怖がる人が多かったが、一度滑り降りるとその快感が忘れ難く、もう一度やりたいとの声が多く聞かれた。
モンキーロープ

 木と木の間にロープとスラックライン(綱渡り用の幅広のロープ)をつないで渡る。バランス感覚や集中力を鍛えることができる。
ツリーイング

 ツリーイングとは・・・普通の木登りと異なり、ロープやハーネスなどの機材を使用する。高い木にかけた専用ロープと、ツリーハーネスと呼んでいる安全ベルトをつなげて、ぶらさがったまま登る。手を離したり力を抜いても落ちる心配がない。今まで気軽に行くことの出来なかった高い木の上は、非日常の世界・・・大人も子供も同じ世界で楽しめる。
ツリーハウス
新緑の空中散歩(綱渡り)

 ツリーハウスから上下にロープを張り、上のロープにカラビナとロープ、ハーネスでつなぎ、安全を確保しながら空中散歩を楽しむ。
ハンモック

 ハンモックは、もともと南米の熱帯地方で先住民が使っていた寝具である。野外の森では、立木の間に吊して、その上で寝たりくつろいだりする。
ホオノ葉山菜ご飯とガッコ(漬物)、クロモジの箸

 今回の特別サービスは、クリプトンの料理人が調理した山菜ご飯を、森の案内人が採取した大きなホオノ葉に包んだ「ホオノ葉山菜ご飯」。同じく森の案内人が作ったクロモジの箸で食べた。
▲森の案内人手作りのガッコ・・・オオバキボウシ(ウルイ)、ミズ、キュウリを使った漬物。

 新緑の森で空中散歩を楽しんだ後、森の素材を活かした手作りの食事を楽しんだ・・・「美味い、美味しい・・・おかわり」との声があちこちから聞こえた。

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