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 2013年7月13日(土)、森の学校第7回目森の中を染めよう!「草木染めの体験」が秋田県森林学習交流館・プラザクリプトンで開催された。一般参加者は親子ら24名が参加。草木染めは、意外に時間と労力を要するが、秋田の自然を活かした草木染めの美しさに大喜びであった。

●内容/ヨモギと乾燥したハスを使った草木染め体験・・・参加費大人1,500円、子供500円
◆主催/秋田県森林学習館・プラザクリプトン(018-882-5009)
◆協賛/(一社)秋田県森と水の協会 協力/工房「ぬくもり」
 草木染め体験の講師は、工房「ぬくもり」の鈴木美保子先生。草木染めは、植物を煮ることで色素を抽出し染めていくもの。ただし、植物だけで染めた色は安定しないので、水に溶かした金属(ミョウバン、銅、鉄)と化学反応させて固着、発色させる・・・この工程を「媒染する」と呼ぶ。
▲草木染め完成の見本 ▲草木染めに使う布
▲絞り入れ・・・色を付けたくない部分に、輪ゴム、ビー玉、割り箸を使って巻き付ける
▲染め液に使うヨモギをハサミでカットする
▲カットしたヨモギを煮る・・・沸騰後20分間煮だしする
▲同じく乾燥したハスを煮る
▲布とザルで染め液をこす

 一度絞り出した植物を鍋に戻し、水を入れて火にかけ2番液をつくる。
▲湯通し・・・染める前に布を湯につけて湯通しする
▲染め液に布を入れる・・・火にかけよく動かしながら染める
▲媒染による染色その1・・・焼きミョウバン液に入れる(布100gに対して焼きミョウバン5g)
▲媒染による染色その2・・・鉄に入れる
▲媒染液から取り出し水洗いする

 水洗いした後、染め液に戻し火にかける。染め上がったら水洗いし、輪ゴムを取り外す。
▲草木染め完成品
 乾燥させた後、アイロンをかけると色が定着する。秋田の自然を活かした草木染めは、家庭でも手軽に染められる。さらに、二度と同じ物ができないところが大きな魅力であり面白いところである。 

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