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「秋田グリーンサム創造の杜」森の学校オープン記念行事 

 施設整備の一部は、秋田県水と緑の森づくり税「ふれあいの森整備事業」を活用しています
 
 特定非営利活動法人秋田グリーンサム倶楽部(佐々木吉和理事長)では、「あきたグリーンサム創造の杜」を整備していますが、この度秋田県水と緑の森づくり税事業を活用して「森の学校ゾーン」が完成、6月20日にオープン記念行事を開催し、地元の小学生など約180名が参加して数多くの体験作業を楽しみました。

 当日は、農聖と敬われている石川理紀之助の縁で結ばれ、潟上市を訪問していた宮崎県都城市の小中学生10名と先生など併せて19名も参加しました。
 参加者は、巣箱づくりや植樹活動に汗を流したほか、葉っぱに見立てた手形を押して葉の茂るグリーンサムツリーを創りあげました。 
 
「あきたグリーンサム創造の杜」の住所
 秋田県潟上市天王字細谷長根地内(男鹿線出戸浜駅より約400m東側) 
 
 秋田県水と緑の森づくり税で整備された施設
   
 秋田県水と緑の森づくり税事業で整備した「森の舞台」、佐々木理事長がご挨拶。そして、本日の行事内容やお手伝いをしてくれるスタッフの皆さんを紹介してくれました。
 
   
 秋田スギを半割にしたベンチも森の舞台を取り囲むように設置しています。 
   
 秋田県水と緑の森づくり税事業では、トイレも整備しました。
 森の学校ゾーンにそびえる塔は、全長10mです。「物見櫓」と呼んでいます。(物見櫓は税事業の対象外)
 
 
 楽しい体験の時間
   
   
 先ずは記念の植樹活動です。この森に野鳥を呼び込もうと、鳥たちの餌となる実の生る木、柿・イチジク・スモモを180本植栽しました。鳥はもちろんですが、人間も実を求めて来るかも・・・?鳥や人間の集う賑やかな森になるかもしれません。 
   
 森の舞台では、巣箱作りです。スタッフの指導のもと金槌を使いながら組み立てていきます。50箱を作りました。
   
 出来上がった巣箱は、早速木々に取り付けてもらいました。 
   
 別のコーナーでは、秋田スギを材料にしたマイ箸作りです。 
   
 型枠にそって、かんなで削り概ねの太さにし、その後やすりを掛けて持ちやすくつかみやすいように仕上げます。「これからこれでご飯を食べるよ!」と熱心に磨いています。 
   
 ここでは、竹細工造りの名人が竹とんぼ作りを披露しています。早速、作ってもらった竹とんぼを飛ばして見ました。 
   
   
 参加した子どもたちが一人一枚の葉っぱを描きます。緑や黄色のペンキを手のひらに塗り、壁に描かれたグリーンサムツリーに押し当て、名前を記載します。多くの葉っぱが繁りました。
 時々訪れて手形を見つめ、自らの成長を確認してもらいたい、宮崎の生徒達も、秋田に来たときに訪問地の一つとして心にとどめてもらいたい。そんな願いを込めて造られたツリーです。 
 
   
 本日のイベントをお手伝いしてくれた、地元ボランティア「フットパス」の皆さんとそのお仲間。植樹作業など、スムーズな運営に一生懸命頑張っていました。 
 
 
 
   
 整備前、この周辺には建築廃材などが不法投棄されていたという。建設会社を経営する佐々木理事長は同業者として心を痛め、自らこの廃棄物を処分し、「あきたグリーンサムの杜」として整備してきたということです。
 この杜は、森を遊び・学ぶ「森の学校ゾーン」、多目的広場が広がる「太陽と緑創造ゾーン」及び農産物加工棟などがある「農産ゾーン」にエリア区分がされています。
 森の学校ゾーンでは、森づくり活動や森林学習活動に利用していくほか、隣接する芝生広場では、パターゴルフなどが楽しめます。また、カフェやレストランも整備されており、各世代の人々が楽しめる杜の公園です。