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早春の森でシイタケの収穫を体験 

秋田県水と緑の森づくり税「森林環境学習活動支援事業」を活用 
 
 5月6日、若葉に彩られた由利本荘市東由利法内の「山遊庭の森」で、10回目となる「ふれあい交流会~森に親しむ会~」が開催された。
 この日は、地元の東由利小学校3・4年生32名の児童と、永慶保育園・みどり保育園の園児11名が、シイタケやナメコの植菌体験やシイタケ収穫体験を楽しんだ。
■主催:東由利森に親しむ会 
 
   
 「山遊庭の森」は、会員の阿部重助さんの所有林。この森をフィールドに、地域の子どもたちを招きいろいろな森林体験学習を実施している。 
 
 きのこの駒打ち
   
 保育園児は、お母さんやスタッフの方々に手伝ってもらってナメコの駒打ち。トントンとていねいに打っていく。
 駒を打つ音が森に響き渡る。
 
 
   
  小学生はシイタケの駒打ち。みんな上手だ。
 この交流会のお手伝いには、会員のほか、県・市の職員の方々、林業研究グループ、森林ボランティア、地元の皆さんなどが駆け付け、総勢100名の集いとなった。
 400本の原木に種菌駒が打ち付けられた。
 
 シイタケの収穫
   
  この春発生したシイタケは、昨年に、この活動で植菌されたもの。たくさんのシイタケが顔を出している。
   
  小学生は手際よく収穫していく。
   
  大きいシイタケを採った。
 
 手品と森のお話
   
 
   
  講師は、自然のことに詳しい大石礼之輔さん。秋田県森の案内人でもある。趣味の手品は玄人なみ。トランプやハンカチを使っての不思議な出来事にみんなビックリ、大石さんの話に引きずり込まれる。手品の合間に、葉っぱの働きを伝える。深く印象に残る授業になったかな?
 
 楽しい一日の締めくくり
   
  閉会式では、園児が「グループホームきざくら」に入所されている皆さんに収穫されたシイタケをプレゼントした。
 
   
  生徒代表と森茂樹校長が、感謝を込めてご挨拶。
 森校長は、「皆さんの方々のご協力がなければ出来ない体験だった。山に入って楽しむだけでなく、こういった体験をすることも重要なことだ。」と感謝の言葉を述べた。
  
  「東由利森に親しむ会」の会員の皆さんご苦労様でした。
 そして、お手伝いに駆け付けてくれた多くの人々、みんなが連携し合って取り組んでいる姿は良いものだなぁ!と感じた一日だった。