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海と川と空の塾 第21回植樹会

秋田県水と緑の森づくり税「森林ボランティア活動支援事業」を活用しています 
  平成28年6月12日、海と川と空の塾主催の植樹会が、八峰町峰浜石川地区の高峰山(たかぼうやま)山麓で開催された。海と川と空の塾は、平成7年に設立、8年から白神山地の麓へブナを植え続けて今年で21年目を迎えた。参加者は160名。
 今年の植樹場所は、昨年植樹した場所に隣接する。今年は500本の苗木が準備され、参加者がていねいに植樹した。これまで植樹された苗木は併せて13,000本となった。
 
 主催:海と川と空の塾(佐々木 正憲代表)
開会行事 
 開会式、4月14日に発生した熊本地震で犠牲となられた方々に哀悼の意を表して、鳥居に向かって全員での黙祷から始まった。 
 佐々木代表は、「地球の温暖化が進む中、森の生態がどうなるのか危ぶまれる。今、ニュースで大きく取りあげられている熊の出没が多いのもこの影響なのか。・・・・今年も木を植えるが、森になるまで150年、200年の年月が必要で、その夢を追う活動だ。この活動は、今後も末永く続くものと思う。・・・木を植えることと併せてこの場に集う人々がコミュニケーションを図っていただきたい。」とあいさつ。
 また、加藤和夫町長は、「県内外からの参加者を含め、多くの方々が集まっていただき感謝。白神の森は、我々だけの財産ではなく、そこに生息する動植物にとっても掛け替えのないもの。大きな森になるまでには長い時間を要する。100年後の生長を夢見ながら植樹活動を行っていただいたい。」と歓迎のあいさつ。
 
 さらに招待者がお祝いを述べる。「植樹は大きな森になるスタートだ。この瞬間に立ち会い、森になるお手伝いを出来ることは大きな喜び。」 
 
 佐々木代表が30名を超える来賓・招待者を紹介する。一人ひとりていねいに紹介するため、時間がかかり、スタッフから「もっと短い時間で終えるように。」との苦情もあると、裏話を披露する。そして、「今年は簡潔であるが、いつものようにていねいに紹介したい。」と話すと会場は笑いに包まれる。
 この場で、県外から参加された方々も紹介される。21年間連続で参加している方もいる。
 
 
 ブナを植える
 参加者は、一人3本の苗木を受け取り所定の植栽場所へ向かう。 
 結構な急斜面の場所もある。唐鍬を振るい黙々と土を掘る。林全体からカツカツと穴を掘る音が響き渡る。 
 若い力でたくましく。そしてていねいに植え付ける。 
 この森は、白い樹木の花が咲き始めた。ヤマボウシ(写真左)やエゴノキが森に彩りを添える。 
 植樹終了。蒸し暑い一日で、心地良い汗をかいた。今日誕生日となったブナの苗木。雪に負けず、大きくなって欲しい。
 参加者からの言葉。「自然保護に関心がある。この植樹会に参加して3年になるが、こういった活動を通して学べることが多い。」とのべてくれた。

 
 
 ここは、昨年植栽されたところ。しっかり根付いている。頑張って植えた成果です。 
 
 昼食
 お疲れ様でした。スタッフの奥様や地元のご婦人手作りの「だまこ鍋」です。恒例のおもてなしです。
 参加者の皆さん、スタッフの皆さん、準備に頑張った石川生産森林組合皆さんに感謝です!