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秋田県林業トップランナー養成研修 

平成28年度秋田林業大学校開講式

 
 これからの秋田の林業を担う技術者を養成する研修制度「秋田林業大学校」の2016年度開講式が4月8日、プラザクリプトンで開催された。昨年度から始まったこの研修制度、18~22歳の2期生18名が加わり、総勢36名の若者が林業現場でのトップランナーを目指し、知識と技術の習得に励むこととなる。 
 
   
 多くの来賓やサポートチーム関係者、父兄そして1期生に見守られて入場、秋田県林業研究研修センター石田良春所長が一人ひとり名前呼び上げ、受講が許可された
 
 
   
 中島英史秋田県副知事から、受講生代表に受講許可書を手渡した後、「これまで蓄積され利用時期となった森林資源を活用していくことによって、林業・木材産業は県内の主要な産業となる。皆さんは、将来林業のトップランナーとなるべく知識や技術の研鑽に努めてもらいたい。」と激励を込めて挨拶した。 
 
   
 来賓の近藤健一郎秋田県議会副議長(写真右)は、「若者の県外流出が続く中、定住化を図るため、地域資源を利用した産業形成が欠かせない。木材資源のさらなる利用促進には、専門的な知識が必要である。本県林業の担い手として活躍されるよう期待している。」と挨拶。
 また、瀬戸宜久東北森林管理局長(写真右)は、「林業を成長産業とするには、若い人材の育成が必要であり、林業大学校の果たすべき役割は大きい。東北森林管理局も応援していきたい。」と挨拶した。
 
 
   
 佐藤重芳秋田県林業大学校サポートチーム代表(秋田県森林組合連合会代表理事会長)は、「未来につながる森林の造成を図っていかなければならない。木材資源の活用が拡大していく中、若い人材の育成が必要である。皆さんが現場の即戦力となるよう、サポートチームが得ているこれまでの知識・技術を伝えていきたい。」と挨拶した。 
 
   
 歓迎のことばは、1期生代表の佐々木翔さん、「林業について知らないこと、不安なことが一杯あった1年であったが、知識の吸収・技術の向上に努めてきた。林業大学校には、共に学んでいく仲間がいるし、支えてくれる家族がいる。また、サポートチーム、秋田県林業研究研修センターの先生など林業を学ぶ環境が整っている。林業のトップランナーになれるよう一緒に頑張ろう。」と力強く語りかけた。
 
 
   
 研修生を代表し伊藤浩紀さんが、「技術の習得だけでなく、地域に貢献していきたい。悩みなどもあろうかと思うが、研修仲間一緒に取り組んでいきたい。」と決意を述べた。 
 
 
 記念写真です。森林・林業・木材産業について、多くのことを学んでいただきたい。 
 
注.挨拶文は、取材者が走り書きしたものをまとめたものです。意にそぐわぬところもあろうかと思いますが、ご了承ください。