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第22回白神の森づくりブナ植樹会 海と川と空の塾 

 秋田県水と緑の森づくり税「森林ボランティア活動支援事業」を活用しています
 
 平成29年6月11日、前日から未明まで降り続いた雨もあがったこの日、海と川と空の塾主催の22回を数えるブナ植樹会が開催された。今年の植樹会場は、見晴らしのきく高峰山(たかぼうやま)山腹で150名が参加し、500本のブナの苗木を植栽した。
 今年の秋田は、この頃気温が上がらず肌寒さを感じる日々が続いているものの、唐鍬を振るうと汗が流れる。時折作業の手を休め、6月の風に心地よさを感じながら1時間ほどで用意された苗木が森へ返された。 
 
 主催:海と川と空の塾(佐々木 正憲代表)
 
 開会行事
   
 集合場所の八峰町峰浜石川の「石川多目的集会施設」には、朝早くから参加者が訪れた。交流のある「鳥海山にブナを植える会」も、4名の会員が駆け付けた。 
   
 開会で佐々木代表が、「楽しく、元気に、参加した皆さんが交流しながらブナを植えていただきたい。」と歓迎の挨拶。今年も多くの来賓・招待者が駆け付けてくれた。佐々木代表から恒例となった一人ひとりについてユーモアを交えたご紹介。県外から参加した方々も紹介する。
 佐々木代表は、「この植樹会を毎年開催できるのは、地元自治会の協力、石川生産森林組合が植樹会場を提供してくれること。また、スタッフの努力の賜であります。」と感謝の言葉を述べる。
 
 
 植樹活動
   
  今年の植樹会場は、高峰山登山口駐車場付近の眺望の良い場所だ。一人3本の苗木を手に取り植樹場所まで移動する。
   
 苗木を植えて目印の杭を打つ。下刈り作業の時間違って伐採されないようにするための目印だ。 
   
 次々と植えられていく苗木たち。 
   
 秋田県の国際課に派遣されて業務に励んでいる鄒雲濤(スウウントウ)さんも参加し、NPO法人あきた白神の森倶楽部の大高一成理事長らと一緒に植樹する。
 鄒さんは、蘭州大学で日本語を学ばれたそうで日本語は堪能だ。
 秋田県と蘭州市のある中国甘粛省は、今年で「秋田・甘粛友好提携35周年」となる。あきた白神の森倶楽部は、甘粛省にある黄土高原で緑化活動を継続している縁がある。
 
   
 作業用の重機が行き来した所にも植栽された。長い年月をかけて森になるだろう。参加者の皆さま、ご苦労様でした。 
 
   
 植樹後、約100mの急な坂を登りきると見晴らしの良い広場に到着、そこからは石川集落や遠くに男鹿の山々を見渡すことができる。