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森林ボランティア団体活動から 

荒れた竹林をきれいにする活動(赤田竹伐り隊) 

 平成30年6月5日、今年の最高気温を連日更新している炎天下の中、赤田竹伐り隊の会員が荒れた竹林の手入れ作業に汗を流している。この活動組織は、由利本荘市で平成25年から活動し、これまで6年間で約18haの竹林で手入れを実施している。竹林は、繁殖力が旺盛なため、この力に負けないよう継続的な手入れ作業が必要である。

  • 竹林を外から見るときれいな景観をなしているが、一歩林内に入ると枯れていたり、倒れていたりと荒れ放題だ。成立している本数も多い。 
  • 竹林を整備する活動は、3年間で終了するが、手入れ前はha当たり8,000本~10,000本あった竹林を、終了時には1ha当たり4,000本が成立する竹林とするよう活動しているのだ。
  • 伐採した竹は、その場で枝を落とし、適当な長さに伐りそろえて巻き立てしておく。この竹の一部は、乾燥後に窯元に運び竹炭を製造する。あわせて木酢液も採取するということだ。 
  • 倒れた竹を搬出したあと、枯れた竹や古くなった竹を中心に伐採すると、光が入って明るい竹林に変身する。 
  • 昨年までに作業を終えた竹林では、陽光がさしこみ、フウキソウ(富貴草)やミズヒキ等の林床植物が発生している。整備することで生物の多様性が図られるのである。 
  • ただ、そのまま手を付けないでいると、新たに発生したタケノコが再生、竹林を形成する。手入れがされて竹林に入りやすくなったので、タケノコ採取するなどして、継続的に手入れをすることが望まれる 。
     なお、竹林の所有者から”掘り採り後の穴の埋め戻しやゴミの投棄などマナーを守って”との声がありました。