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この活動は、秋田県水と緑の森づくり税を活用してます

『冬の森を楽しむ里山あそび』 

~秋田スギの森を歩くスノーシューハイキング・シイタケの種駒打ち・たき火を利用したおやつ作り体験~ 
 主催:秋田県湯沢市
 平成31年2月23日(土)『冬の森を楽しむ里山あそび』が、雪深い秋田県湯沢市秋ノ宮、旧湯ノ岱小学校校庭にある”地域ワークスやまもり”周辺の豊かな自然の中で、湯沢市内から25名が集い、行われました。 
 この活動は、森林の持つ役割や重要性、自然環境の保全について、参加するみんなで共有し、木に触れ、木を使い、木を知ることで、自然環境の保全や木材の良さに対する意識を高める事を目的に行っている。
   
 
      スノーシューハイキング
 
 スノーシュー(西洋かんじき)を着用し、早春の里山を散策した。 
 スノーシューを始めて使用する人や、「おじいちゃんに竹で作ってもらった物を使った事はあるが、これは始めて」と言いながらスタッフから装 着方法の説明を受け、雪原へ足を運んだ。
 当日は、まだ背丈を超す積雪があったが、連日の好天のため、堅雪に成り絶好のトレッキング日和だった。
   
スタッフの説明を受けながらスノーシューを装着  二人がかりでの装着 
   
積雪が多く、校庭のサクラはまだ雪に埋もれている  スタッフの指導で、入念に準備体操 
   
いよいよ入林  堅雪のため、快適に歩ける 
   
 動物の足跡 何かな? タヌキ? 樹齢100年の見事な美林をトレッキング 
   
 役内川の川岸を進み、休憩 
   
美林を抜け、トレッキングもあと少し  役内川”川原のゆっこ” に立ち寄る
 
        シイタケ種駒打ち体験
 
  地元で生産されたコナラの原木(ほだ木)に、シイタケの種駒打ちを体験した。
  原木は、一般的には長さ90cmだが、今回は約45cmのミニサイズの短い物を使用し、種駒の数は25~30個植菌した。
  栽培方法は、地元、雄勝広域森林組合職員が、菌を活着させるための方法、置き場、環境等、発生までの管理方法を説明した。
  参加者が一番知りたい”いつシイタケが出るか”の質問があり、”来年の秋以降です”と言われ、”そんなにかかるのか”と言っている人もいた。
 来年の秋以降は、今日参加した人達の収穫が始まるため、雄勝地方の直売所で”シイタケが売れない”かも?

   
森林組合職員の植菌作業や、発生までの管理方法などの説明を熱心に聞く参加者 
   
参加者は、お互いに協力し合い、やがて発生するであろう”マイシイタケ”を連想しながら植菌をした 
   
 
             たき火を利用しておやつ作り体験
 
 たき火を利用し、ホットチョコレートとバームクーヘン作りを体験した。 
 バームクーヘンは、炭火を利用し焼き上げ、ホットチョコレートも冷却に雪を利用するためこの季節にちょうど良いお菓子作り体験である。
    ホットチョコレート作り
   
   
 チョコレートを溶かし、お菓子チップをトッピング、予め雪に掘って準備した冷却用の”マイ冷蔵庫”で固めたチョコレートに、アツアツのミルクを注ぎいただく、この季節に屋外で飲むとても美味しおやつである。
    バームクーヘン作り
   
 竹の筒にアルミホイールを巻き、お菓子の材料を炭火で焦がさないよう回しながら重ね塗りを繰り返す。
 炭火からの輻射熱が強く、見た目よりも大変な作業である。 
   
 バームクーヘンと分かるような形に仕上がってきた  

 
見事に出来たバームクーヘン?  きれいな年輪が出来ている 
   
 自分で作ったお菓子の味は格別なおいしさでしょう。
  おすそ分けにいただいたが格別の美味しさだった 
自作の作品に満足げに、記念写真に収まり、家族へのお土産として持ち帰る参加者。 
  
 参加者は好天に恵まれた自然の中での体験と、やがて発生する”シイタケ”を想像しながら、ふるさとでの里山あそびを満喫していた。