本文へスキップ

    森林ボランティア等スキルアップ「研修会・情報交換会」

 あきた森づくり活動サポートセンター
 
  あきた森づくり活動サポートセンターでは、森林ボランテイア等のスキルアップと、情報交換を目的に、研修会(年2回)と、情報交換会(年1回)実施しています。
  平成30年度に実施したそれぞれの実施状況を紹介します。 
 
第1回研修会 : ドローンを活用した活動の基礎知識研修(平成30年8月10日)
 (公財)秋田県林業公社 秋田市中山井沢公社林
  • 近年、ドローンによる空撮技術を活用した森林の保全や、災害時の状況把握等が注目されている。森林ボランテイア等がドローンを使用した活動をするに当たり、ドローとは何か、どんな仕事が出来るかまた、法律によるどんな規制を受けるか等の基礎知識を、現在、ドローンを使用した事業展開をしている(一社)秋田県林業コンサルタントの協力をえて、研修を行った。 
  • 基礎知識の研修は、プラザクリプトンの視聴覚室で実施したが、施設周辺は空港に近く、ドローンの飛行が禁止されている事等を学んだ。
  • 現地研修は、飛行制限区域寸前の公社造林地で、有視界飛行や、高さ制限の感覚を学んだ。 


第2回研修会 : マツ林の保全や地域との関わりを炭焼きを通じて学ぶ(平成30年12月15日)
  • 森林ボランテア団体「炭やきで夕日の松原まもり隊」の協力をえて、同団体の活動フィールドである秋田県立大学秋田キャンパス講義室で団体の活動状況、マツクイムシ被害の歴史、現在の状況、炭焼きの現状などを研修し、隣接する「炭焼き広場」で、炭焼き窯の見学と、原料材の採取方法などを研修した。(写真: 炭焼き広場)
  • 県立大学秋田キャンパス講義室で、「夕日の松原」の現状や、マツクイムシに関する知識、大学生や、近隣会員が取り組んでいる活動状況の説明を受けた。 
  • マツノザイセンチュウの食痕と他の虫による食害との違い、原木の収集方法を学んだ。
  • 炭焼き窯へ、原木が入り、火付け状況の説明を受ける 。黒炭は、原木を焼いてしまうと灰に成り、蒸す状態にするため、火の管理は非常に大事で有るとのことだった。
  • 煙の見方は熟練した技術と経験が必要とのこと。木酢液を採取する樋(波トタン)が見える。
  • 出来上がった黒炭。木材高度加工研究所の分析では、他の炭と品質は同等で有るとの事だった。
  • 火入れ作業も終わり、作業者が帰った後、火を見守るだるまさん。
森林ボランテイア等連絡会議(平成30年10月3日)
  • 森林ボランテイア団体活動の継続的な実施と活発化を支援するとともに、県内森林ボランテイア団体等の連携・交流促進を目的に、東北森林管理局、秋田県、県内市町村をはじめ森づくりに関わる各種団体が集まり、講演や情報交換を行った。 
  • 講演①「健全な森林(もり)を次代に次代に繋いでいくために・・・」北日本索道(株)常務取締役仙道氏。
     自社が現在森づくりに取り組んでいる状況や、”「地産地消」でわなく「地消地産」で、地域で必要なものは、地域で生産し、在村者が森林を管理する。 先人の伐ったら植えるを絶え間なく繰り返す事で、健全で資源豊かな森林を次世代に繋いで行くことが、今生きる者の使命!”等の内容だった。
  • 講演②「ツキノワグマの人身事故に学ぶ」あきた森づくりサポートセンター統括所長菅原氏。
     どのような状況でクマに襲われたか、なぜ防げなかったか、どのような備えが必要か等を、事例を参考に説明がなされた。また、なぜタケノコ採りシーズンは危ないか、クマスプレーの使用方法等を講演した。
  • 情報提供
  • 東北森林管理局技術普及課 正 月 氏
    国有林における森林ボランテイア活動などを紹介
  • 秋田県農林水産部 畠 山 副主幹 
    森林ボランテイア活動支援事業(秋田県水と緑の森づくり税事業)の紹介
  • (公財)秋田県緑化推進委員会 石 田 専務理事
    綠の募金公募事業、綠と水の森林ファンド等を紹介
  • 秋田の森林活用地域協議会 齋藤技術アドバイザー
    森林ボランテイア団体等が行う活動支援事業「秋田の「森林・山村多面的機能発揮対策交付金事業」を紹介 
  • 情報交換会・・・講演者、情報提供者の各ブースに分かれ、必要な情報交換を行った。 
 
  • あきた森づくり活動サポートセンターでは、今後もスキルアップの研修会や、情報交換会を行う予定です。
     森林ボランテイアとして現在、活動している団体、これからやりたい、どのような活動が対象になるか興味がある、また、どんな内容の研修を行ってもらいたい等、必要な情報提供の場として多くの方の意見や、参加を望んでいます。