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 県民参加の森づくり事業を活用

 令和2年度 魚の暮らしやすい川づくり事業植樹祭

  秋田県森林ボランティア団体  鹿角市河川漁業協同組合(鹿角市十和田大湯地区)
  •   令和2年9月24日(木) 鹿角市十和田大湯佐藤牧場付近で鹿角市河川漁業協同組合が植樹祭を行いました。
     敷地の所有者である佐藤さんの好意により、牧場周辺の草地を広葉樹林に戻そうという取組です。
     戦後の国策で開拓された地域でしたが、近年は牧場経営者も減り、利用していない草地は、近年多発する自然災害に備えて森林に戻し、清流を守り、多様な魚類の生息する川にしようとする目的です。
     当日は、標高が600mを超えることもあり、前週までの猛暑がウソのような気温12~13度で風が強く肌寒い中での活動でした。
     地元で環境教育に熱心な大湯小学校の5年生25人が参加して、ベニヤマザクラ、ヤマザクラ、ブナ700本を元気に植樹しました。
  • 大湯小学校では、環境問題を取り上げた新聞づくりを行っており、毎年優秀な成績を挙げているそうです。この日も引率の桜田先生(右端)から環境問題についてお話がありました。
  • 代表の宮野組合長からは、平成13年からの取組の経緯や付近の河川では希少な魚が生息しており、それを守っていく森林の重要な役割が説明されました。
  • 鹿角地域振興局の長谷部農林部長からは、森林の持つ公益的機能の役割や県の森林整備の状況の話しがありました。
  • 米代東部森林管理署の吉川森林技術指導官からは、牧場周辺の豊かな広葉樹林のように将来は植栽地も立派な森林になっているだろう、との話しがありました。
  • 鹿角市役所田口産業部長からは、環境教育に熱心に取り組んでいる大湯小学校へのお礼を込めて、植樹の重要性の話しがありました。
  • ここでも森づくり税のPRのぼりがはためきます。
  • 会員が連れてきた犬も話しを聞いています。
  • 振興局の畠山さんから植樹の仕方について説明があり、犬も協力しています? 
  • さあ、みんなで植樹だ!向こうに見えるのが佐藤牧場です。
  • 植え込みが丁寧で上手な男子
  • 父兄も手伝ってくれています
  • 無事植樹が終了しました
  • 司会運営の中村さんから、「記念標柱はみんなで建てるぞ!」
 
  • 標柱も建立されました
  • 前年度の植栽地、順調に育っています
  •  付近には、大湯小学校の冬期間の田代分校もありましたが、現在は閉校しています。また中滝分校も現在はふるさと学舎として利用されていますが、すでに閉校されています。県内各地で少子高齢化が進んでいますが、地域の良さをみんなで考えるこのような環境教育により、小学生が将来地元で地域の担い手になってくれることを祈ってやみません。