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 県民参加の森林づくり事業を活用

二ツ井宝の森林(やま)プロジェクトが少学生と植菌体験活動

 秋田県森林ボランティア団体  二ツ井宝の森林(やま)プロジェクト
  •  令和3年4月21日(水)に、昨年大日本山林会の奨励賞を受賞した梅内聚落の有志で構成される二ツ井宝の森林(やま)プロジェクトが旧馬子岱小学校のグランド跡地で、二ツ井小学校の協力を得て小学3年生の環境教育の一環として植菌体験活動を実施しました。
     参加者は、小学生が38人、校長先生を含め先生が4人、地元メンバーが15人でした。
     当日は、快晴になり10時開始予定の20分ほど前に開会しました。小学生は長靴を準備してきていましたが、ズックで作業が出来ました。
  • 安井会長から開会あいさつ、二ツ井地区は昔から林業で栄えたことや、プロジェクトの活動などについてお話しがありました。今回のナメコ、シイタケの植菌の後には、6月の枝打ち、秋のモミジの植栽と年3回の森づくり活動を小学3年生と行っているそうです。
  • 船山事務局長から植菌のやり方が説明されました。作業のコツは、あわてず(ケガをしないように)、優しく(丁寧に)、穴には全部植える(穴に水が溜まってホダ木が腐るため)の3つだということを強調しました。
     以前植菌して見事なシイタケが発生しているホダ木により、来年にはきっとこのようなキノコが出るので楽しみにしてください!と言うと、生徒さん達は目を輝かせていました。
  • 種駒の打ち込みについて実演。 会員により並べられたホダ木、穴が開けられており、シイタケはコナラ、ナメコはヤマザクラの原木が用意されました。  
  • いよいよ植菌が始まりました。最初は、シイタケの植菌で、6班に分かれ、それぞれに会員が付いて指導します。最初はなれない作業でかなり手間取りましたが、次第になれてくるとお互いに協力し合いながらトントンと打ち込みます。
  • 校長先生(赤いジャージの方)も一生懸命お手伝いです。先生のお話では、往時には二ツ井町内に9つの小学校が有ったそうですが、現在は統合により1校だけになってしまった。元々林業・木材産業で栄えた地域なので、子供達には森林にふれあう機会を多く持って欲しい、とのことで宝の森林の皆さんの協力をお願いしているそうです。
     子供達もお互いに協力し合いながら、頑張ります!
  • 土手のシュンランも子供達を見つめます。植菌の終わったホダ木は自ら集積所に運びます。太いホダ木は協力しながら運びます。後半のナメコは皆さん慣れてきてアッという間に終了しました・
  • 無事に作業が終了し、皆さんで記念撮影。最後に各班の代表から感想とお礼がありました。「作業が面白かった、またやりたい」という意見が沢山出ました。
  • 能代・山本地区の森づくり運動推進員の畠山さんと森さんも森づくり税事業のPRに来ていただいており、税事業ののぼり(左)とプロジェクトののぼり(右)がはためいていました。
  • 小学校の先輩がドングリから育てたコナラの苗木を現地に植栽したものを帰りがけに見学してバスに戻りました。植えてから5年経っているそうです。
  • 宝の森林(やま)プロジェクトが行っている薪販売の小屋です。地域の森林を会員が手入れして、出てきた木材を薪として販売するものです、この取組が大日本山林会の奨励賞を受賞しました。