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 R3.10.29 角館里山再生プロジェクトが
外ノ山で支援学校を招き里山遊びを実施

  秋田県森林ボランティア団体 角館里山再生プロジェクト
  •  令和3年10月29日 仙北市角館外ノ山で角館里山再生プロジェクトがおおまがり支援学校せんぼく校の生徒を招き外ノ山で里山遊びを実施しました。
     当初は22日に開催予定でしたが、雨模様のため急遽29日に延期になったものです。ただ、1週間延期になったことで思いがけない良いことがありました。それは後でお知らせします。
     集合場所は、角館でも最古の由緒ある天寧寺の裏山にある配水場跡です。市内の東部に住宅が増えたことや配水場の標高が低くて古城山にタンクが移転した跡地です。
     朝は小雨模様でしたが、徐々に青空も覗き良い天気になりました。
  •  この日の参加者は支援学校から9人職員6人、外ノ山が国有林であるため秋田森林管理署から4人、NPO9人、さらには仙北市教育委員会の須田教育庁も参加されました。
  •  会場入口の天寧寺、「戦国時代、東北地方に覇を唱えた会津90万石芦名氏の菩提寺として権勢を誇っていた。会津天寧寺から寛永年間(今から340年ほど前)に分かれて建立された。これは芦名家が角館に移り、菩提寺を建てる必要が生まれ、横手市の正平寺住職鉄心快牛和尚を迎えて開山したものである。曹洞宗の禅寺として県内でも五指に入る寺格を備えている。」と書かれてあります。本堂脇の林道を上がると旧配水場です。
  •  スギ林の林道の坂を300mほど行くと配水場跡に出ます。大きなタンクが有ったそうですが、古城山に移転したそうです。
  •  支援学校の生徒さん達が学校から元気に歩いてきました、広場にはシートが張られ荷物や着替えを置いて開会式です。
  •  司会進行はおなじみの大澤事務局長さんです。仙北市の須田教育庁、お忙しい中参加され子ども達の活動を暖かく見守ってくれました。
  • 秋田森林管理署の尾前(左)署長からあいさつ
  • 千葉地域林政調整官ともうお二人の4人が参加されました。
  • 佐々木理事長(左)から関係者へのお礼とあいさつ
  • 仙北市役所の今野さん広報担当です。
  •  はじめの会では、スケジュールの説明と各参加者の紹介が行われました。
  • 生徒さん1人1人に付き添いが付き、森の中に入っていきます。
  •   最初にスギ林の中に有るナメコを採りに行きました。日程が1週間延期になって良かったことの1点目は、ナメコのホダ木にキノコが沢山でていたことです。1週間前には全く出ていなかったそうで、この日に合わせてキノコが出てくれたそうです。須田教育長さんも生徒のお手伝いをしています。
  •  道すがら落ち葉や木の実の宝物を拾います。
  •  広場に戻り、尾前署長さんの紙芝居が始まりました。ドングリの物語ですが、署長さんの歌と踊りに生徒さん達も大喜びでした。事前に練習されたそうですが、芸達者な方で大変盛り上がりました。
  •  読み聞かせが終わると拾ったクリでどちらの手には入っているかのクイズ!当たるとクリがもらえます。
  •  終わりの会では生徒さん達からお礼の言葉があり、NPOからは参加記念としてハロウィンのお菓子が配られました。これが延期になって良かったことの2つめです。
  •  実は山全体に甘い香りが漂い、不思議に思っていたのですが、原因はカツラの大木でした。落ち葉の頃に天気や温度の条件が合うとキャラメル工場のような香りが漂うということでとっても幸せな気分になります。これが延期になって良かったことの3つめです。生徒さん達は足取りも軽く帰って行きました。来年も山で会おうね!