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 R3.7.24 角館里山再生プロジェクトが里山トレッキングを開催

 秋田県森林ボランティア団体 NPO法人角館再生プロジェクト
 
  •  令和3年7月24日(日)に森づくり税事業や森林山村多面的機能発揮事業など様々な事業を実施して地域興しを図っているNPO法人角館再生プロジェクトの主催で、トレッキング体験が行われました。当日は今夏を象徴するような暑さでしたが、参加者は猛暑の中、3時間半にも及ぶトレッキングに果敢に挑戦しました。このコースでの開催は初めてだそうです。
     コースは、14日に森林整備活動を行った七面山の妙徳寺~大威徳山(だいいとくざん)~七面山までの街中、山中など10km近くを歩きました。大威徳山は角館駅の正面に臨まれる山で、角館の人のソールマウンテンだそうです。
  • 出発点の妙徳寺、トイレも開いており出発前にお世話になりました。
  • 事務局の大澤さんから本日の日程が説明され、和賀山塊の主といわれる藤村さんから暑さへの対策やコースの説明などがありました。参加者は女性3名を含めて14名でした。
  • 3本枝垂れサクラ、春のライトアップは見事だそうです。これから出発の面々、まだ元気です?
  • 最初は、妙徳寺から街中を抜けて、大威徳山の登山口に向かいます、照りつける太陽ですでに皆さんお疲れモードです。
  • いよいよ大威徳山に取り付きます、入口からかなりの急斜面で途中には安全ロープの張られた斜面もあり、汗が玉のように滴ります。
  • 雨が降っていればかなり滑りそうな斜面です。頑張って!
  • 稜線に出ると展望が開けて、玉川の清流と対岸の農地や聚落が臨めます。
  • 木陰で一休み、こんな場所に熊の爪跡があります。周囲は熊が来るような環境ではありませんが、糞も見つかっているとのことで油断は出来ません。
  • 山中にある紅葉の大木、秋の紅葉時には見事なトンネルになるそうです。また、一本ブナと言われるブナの大木があり、藤村さんの話しでは鳥等が運んだ種で出てきたのではないかと言うことです。里山にブナが単独で生えているとは珍しいことです。
  • 別の展望所では、奥羽山脈(真昼山)が広がります。分かれ道には鳥居が朽ちていました。
  • 大威徳山の中腹にある本堂です、丑を祀った神社ですが、12年の一度の祭礼が今年になるため、大がかりな補修が行われていました、玉川を挟んだ別当村には神社の氏子さん達が多く住んでいるそうで、補修には川を渡るため船を使って皆さんが来ています。
  • 神社から川岸まで降りていくと渡し船と人が移動する道具がありました、向かいには皆さんの乗ってきた自動車が駐まっています、神社までの最短距離で移動出来るそうです。
  • 本堂表門にある阿形と吽形の金剛力士像ちょっとユーモラスな表情をしています。
  • 本堂前で作業中の皆さんと歓談、蝉が羽化していました。
  • 途中の斜面には風穴があり、吹き出る冷風が気持ち良い!無事下山しました。
  • 角館駅方面から臨む大威徳山、参加者の方から「就職や進学で角館駅から出発するときに最後に観るのが大徳山、そして戻ってきたときに最初に観るのも大徳山、角館の人々の心のふるさとです!」という言葉が実感される里山でした。