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県民参加の森づくり事業を活用

 R3.9.28 令和3年度 魚の暮らしやすい川事業植樹祭を開催

 秋田県森林ボランティア団体 鹿角市漁業協同組合(鹿角市十和田大湯地区)
  •  令和3年9月28日(火) 鹿角市十和田大湯佐藤牧場付近で鹿角市漁業協同組合が大湯小学校の5年生23名を招き、植樹祭を開催しました。
     敷地の所有者である佐藤さんの好意により牧場付近の草地を広葉樹林に戻そうという取組です。
     戦後の国策で開拓された地域でしたが、近年は牧場経営者も減り、利用していない草地は、近年多発する自然災害に備えて森林に戻し、清流を安り、多様な魚類の生息する川にしようとするのが目的です。
     当日は秋晴れの快晴になり日中は気温もぐんぐん上がりましたが小学生は元気いっぱいで、ベニヤマザクラ、ヤマザクラ、ブナ700本を植栽しました。
     なお、鹿角市河川漁業協同組合の今までの活動については、森と水の協会の情報誌「秋田の森林づくり」9月号に詳しく紹介されていますのでそちらもご覧ください。
  • 大湯小学校は環境問題を取り上げた学校新聞づくりを行っており、毎年優秀な成績を挙げているそうです。植樹を終え標柱を囲んで、みんなでポーズ!
  • 代表の宮野組合長(左)から、鹿角大湯周辺の河川では重なる大水により河床が深く掘られ急流になり、よどみが無くなって魚の生息にとって条件が悪くなってきているため、組合では粗朶沈床を設置して水流を緩やかにして魚の住みやすい環境を保全している話しがありました。
  • 鹿角地域振興局の小林農林部長からは、秋田県の森林率は70%であるが、鹿角は80%を超える森林地域であり、代表の話のとおり森林の役割は非常に大事だとあいさつがありました。
  • 米代東部森林管理署の吉川森林官からは、この地域は広葉樹に囲まれているので、将来ここも広葉樹の立派な森林にするために皆さん頑張って欲しい、とお話がありました。
  • 鹿角市花海産業部長からも森林の大切さを訴えるお話がありました。
  • 手指のアルコール消毒、体温測定、マスクの着用などコロナ対策も万全です。
  • 植栽予定地と土地所有者の佐藤さんの牧場です。森づくり税のPRののぼりがはためきます。
  • 昨年の植栽地は順調に苗木が根付いていました、ただ標柱の一部が何者かにそぎ取られていました。この周辺はツキノワグマの棲息地にもなっているので・・・。
  • さあいよいよ植樹です。ポットから苗木を出して植え穴掘って頑張ります!
  • 適当な間隔を開けながら唐鍬で穴を掘ります、米代東部森林管理署の職員も植え方の指導をして下さいました。
  • 共同作業で植えましょう!
  • 最後に生徒代表と関係者で標柱を立てました、司会進行の中村さん、ご苦労様でした!