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  県民参加の森林づくり事業を活用

 R3.6.27 コロナにもクマにも藪にも負けず! 
八乙女山を守る会の森林整備活動

 秋田県森林ボランティア団体 八乙女山を守る会
  •  令和3年6月27日(日)に大仙市長野地区の八乙女山を守る会がサクラへの施肥を中心とした森林整備を実施しました。八乙女山のサクラは大正8年から3カ年かけて当時の地主が土地を提供し、8千本のソメイヨシノを植栽したことが起源とされていますが、樹木の老齢化やテングス病が発生して枯れたりと往時の姿が見られなくなったため、守る会を結成し、税事業などを活用してサクラの名所復活に努めています.
     今回は一般のボランティアも募集し、20名を超える参加希望がありましたが、クマが頻繁に出没しているため、会員だけの作業となりました。コロナ禍ですが、クマにも負けず藪にも負けず、当日は30℃を超える暑さでしたが皆さん頑張りました。
  • 八乙女山交流センター駐車場に一度集合し、全員揃ったところで上の駐車場に移動します。現在、クマの出没により公園は進入禁止になっていますが、当日は市役所の許可の下作業します。
  • 開会式では、熊谷会長からあいさつがあり、「こんなに天気が良いのは久しぶりだ、クマの出没により一般のボランティアの参加は中止させてもらい会員だけの施肥活動にした。急斜面なので事故の無いように気を付けて作業して欲しい」とのことでした。
  • 使用した打ち込み型肥料のグリーンパイルです。450本ありますが、バールで穴を開け、キャップを付けて木槌で打ち込むので3人一組になり6組で作業しました。サクラの木一本に付き4~5本を根張りの目安である枝先を目途に打ち込みます。 
  • グリーンパイルの説明書です。
  • ヤマアジサイがあちこちに咲いて見頃を迎えています。
  • まずはバールで地面に穴を開け、そこにパイルを打ち込みます。
  • いつもの年であれば下刈りを徹底して行ってからパイル打ちも楽に出来るそうですが、クマの関係で今年は下刈りが出来ず、背丈ほども育った下草の中に埋もれての作業は見ていても汗が出てきます。
  • サポセンのある中央公園でもクマが出没するため中央公園が主体になり税事業で下刈りやツル切りをして見晴らしを良くし、クマの抑制に成功しているので下刈りした方が良いと思われますが・・・。
  • 林内は歩道に厚く砂利が敷かれ、歩きやすくなっていますが、入山禁止は残念です。皆さん急斜面+藪の中で悪戦苦闘です。
  • とにかくムッとするような草いきれの中、大変な作業です。
  • 昨年秋にはきれいに整備され、ツル等も除去されていましたが、アッという間にツルも絡んでいます。
  • 樹木医の黒坂さん、今でも仙北市のさくらアドバイザーを務めているそうで、サクラに関する色々なうんちくを教えていただきました。