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県民参加の森づくり事業を活用

鳥海山にブナを植える会が3回目の育苗活動を実施(VRボランティア体験)

秋田県森林ボランティア団体 鳥海山にブナを植える会
  •  令和4年5月28日(土) にかほ市象潟町の同会の苗圃において、今年3回目の育苗活動を実施しました。県内でも最も熱心に活動している同会の魅力を感じるために、私も同会のいろいろな活動にできるだけ参加して読者の皆さんにも普段の森林ボランティアの活動を仮想体験(VR)して頂ければ幸いです。
     この日は、前日からの大荒れの天気の中、また、自然保護巡視員の研修会などの行事も重なったそうで女性陣の参加が無かったこともあり12名の参加でしたが、いつものとおり皆さん8時過ぎにはそれぞれが作業を始めており、特に開始のセレモニーもなく、どんどん自分の仕事をこなしていました(というか楽しんでいます)。
  •  この日の参加メンバーです。悪天候の中でしたが終わり近くなって晴れてきました、。少人数で頑張ったのでちょっと皆さんお疲れ気味です。
  •  いつもは鳥海山が見える方向ですが、この日はどんよりとした雲が頭のすぐ近くに垂れ下がっています。
  •  苗圃の周辺もキレイに刈り払われていて、参加者の車が置きやすいように配慮されています。もうたき火も燃えさかり、刈り払い機部隊も稼働していました。雨降りで寒い日だったのでたき火は助かります!
  •  苗畑の目印になる象潟IC近くにある風力発電施設も結構な強風の中勢いよく回っていました。ブナの苗木もすっかり葉が広がってきました。
  •  ブナの苗は順調に育っています。一ヶ月前にキレイに草抜きしたのに、かなりの雑草が生えてきています。
  •  私が着いた頃にはすでに、早出の会員が刈り払い機や鎌を使って雑草を退治されていました。
  •   今、苗圃に出てきている雑草軍団。上左から右に、ナズナ、ヒメスイバ、ヒメジョン、スズメノカタビラ、オランダミミナグサ、カタバミ、ヒメジョン根出葉、全面に広がる最も手強いスギナなど。
  •  腰に負担がかからないよう、膝当てをして四つん這いで頑張る方(左上)、中腰で頑張る方、長柄草取り機を使用する方とそれぞれが工夫しながら作業しています。
     ただし四つん這いの方は、悪天候のため下半身は泥だらけでした。ご苦労様です!
  •  今日のもぐもぐタイムは、女性陣の参加が無かったことも有り、手料理はありませんでしたが、おやつを頬張りながら、前回の活動報告を見たり、新しくできた郷土史料に、第二次世界大戦当時日本一の産出量を誇った院内油田がにかほにあり、帝国石油の事務所で会員の茂野さんのお父さんが勤務していたということや、戦争時の世界の燃料事情などの話しで盛り上がりました、皆さん本当に郷土愛が強くて良い情報交換の場となっています。
  •  今回は、苗木の剪定を熱心にしていた竹内さんとお話しをしましたが、現在84歳でブナを植える会結成時から30年間会員だそうです、会の結成を呼びかけた佐藤文夫さんと奥さんのことや、須田会長がそれを受け入れて活動を開始したことなどを教えて頂きました。80歳まで全国のマラソン大会に参加されていたそうですが、青梅マラソンには30回以上参加され、錦秋湖マラソンの西和賀町、サクランボマラソンの東根市など参加回数の多い自治体には、お礼としてふるさと納税をしているとのことでした。
     終わる頃にはすっかり天気も回復し、苗圃もキレイになりましたが、来月までにはどうなっているのか?