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 県民参加の森づくり事業を活用

 鳥海山にブナを植える会が4回目の育苗活動(VR森林ボランティア体験)

 秋田県森林ボランティア団体 鳥海山にブナを植える会
  •  令和4年6月25日(土) にかほ市象潟町関字栗剥山地内で、今年4回目の育苗活動を実施しました。前日の大雨の影響で秋田からにかほに向かう途中は雨交じりの天気で、今日は活動をするのだろうか?とちょっと不安になりましたが、心配無用!皆さんちゃんと作業をされていました。天気の方も小雨から曇天へと雨も止み、蒸し暑いながら作業は順調に進みました。
     毎回説明していますが、ボランティア団体が普段どんな活動をしているのかを皆さんにも実感して頂きたく取材しています。
  •  この日の参加者は15名、女性も悪天候ながら4名参加されました。私(前列左)も慣れてきたのでちゃっかり会長の横に陣取りました。
  •  鳥海山方面、厚い雲に遮られてその姿は今回も見られませんでした、残念!4回目の作業参加ですが、ここのところ2回続けて鳥海山を拝むことができません。
  •  日沿道の象潟ICを下りるとすぐに見える、苗圃横の風力発電機です、良い目印ですが、この日は強風のため勢いよく回っていました。苗圃周辺は会員が駐車し易いようにいつも丁寧に刈り払われています。こういうところにも会の皆さんの暖かい配慮がうかがえます。
  •  前日からの雨で作業は出来るのかな?という私の不安もなんのその、私が着いた頃には皆さんガンガン作業中でした!
  •  先月キレイに採ったはずの雑草がもうはびこっており、刈り払い機、手鎌などそれぞれが取り組んでいますが、本当に熱心に作業されています。
  •  今回気づいたことがあります。かなりのブナの苗で新芽が赤くなって出てきていることです。ブナの新芽は、山の雪消えと並行して斜面を新緑が上がっていきますが、このような赤い新芽はイメージにありませんでした。いろいろと調べると紫外線の強い時期になり、新芽が日焼けしないようにアントシアニンで護っているという説がありました。詳しい方はお知らせください。
  •  今回の手強い雑草たち、やはりスギナが一番手強い!夏雑草のスベリヒユやシロザも出てきました。
  •  今回は、マイマイガの毛虫やミノムシなどの害虫が結構見られました。毛虫については薬剤消毒もしたそうですが、これも手強い! ブナの敵だらけです。
  •  さあ、お待ちかねのもぐもぐタイムです!女性陣からの差し入れでアーモンドおこわとドーナツなどのおやつです、毎回ありがとうございます。会長と横山さんからは今年のブナの実の成り具合の話しがあり、松本さん(写真右下)がこの度の県展において風景写真で入賞されたことが報告されました。
  •  もぐもぐタイム後も作業が続き、すっかり苗圃がキレイになりました!
    いつも刈り払い機で頑張っておられる北海道出身の今野さん、百名山の伊藤さんともお話しさせていただきました。多士済々な皆さんがおられて参加するのが楽しみになってきました!