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 県民参加の森づくり事業を活用

 鳥海山にブナを植える会が6回目の育苗活動(VR森林ボランティア体験)

 秋田県森林ボランティア団体 鳥海山にブナを植える会
  •  令和4年9月22日(土)、にかほ市栗剥山の苗圃において今年6回目の育苗活動が行われました。わたしはこのうち8月を除く5回目の参加となりました(別途6月の育林の日は森合専門員が参加しています)。当日は、天気予報で大雨となっていましたが、秋田市を出発してからも土砂降りの雨は止まず、途中で「本当に活動するのかな?」と思いました。ちなみに苗畑から直ぐに見える鳥海山は5回の作業中2回しかみることが出来ませんでした。(今回はすぐ近くの風力発電さえ見えません)
     現地に着くとさすが!ブナを植える会の皆さんは心意気が違います、11人も集まっていました。通常の年は9月の育苗活動はやっていなかったそうですが、来月に久しぶりにブナの植樹会が5回あるそうなので、苗木の状況を見るためと実施したそうです。
  •  全く見えない鳥海山、と集まった面々(撮影の茂野さんが入っていません)。苗畑は水たまり状態です。春先3月に始まった作業ですが、いつの間にか秋の気配を感じるようになりました。
  •  かなりの降雨なので、最新のテントを組み立てました。組み立てが簡単でビックリしました、便利なテントがあるんですね。
  •  苗畑というよりは水田のような状況になっています、砂質の土壌なので水はけは良いのですが。
  •  取りあえず今日の活動方針をテント内で協議します。来月の植樹際が本主催の分を合わせて5回ありすが、参加者にはラミネートしたブナの葉を配るので、みんなで形状の良い小さめの葉を200枚採ることにしました。また、草刈り班は周囲の伸びた草を刈ることになりました。
  •  よく見ると紅葉の始まっている苗木もありますが、ブナは黄葉だと思っていたので赤いのがちょっと不思議です。
  •  形状の良い小さめの葉といっても、今年は猛暑だったせいもありなかなか良い葉が見つかりません。皆さん一生懸命です。
  •  同じ苗木でも生長にはかなりの差が出てきており、大きめの苗木では根元が太く、ブナの斑紋が出てきているものもあり、自分達が育ててきた苗木を見ているとこみ上げるものがあります。山に行ってもがんばれよ!
  •  1mくらい生長すると上に伸長する枝がでてくるようです。上長生長を促すために下枝は切った方が良いと春先から斉藤育林部長さんが言っていましたが、なんとなく判って来ました。育苗部長の茂野さんいわく、30年育苗やっててやっと判ることがある!
  •  刈り払い班も雨の中、ご苦労様です!
  •  もぐもぐタイムはさすがにありませんでしたが、前回の会報を説明したり、今後の活動の説明など打合せも十分です。横山さんは「ごめんなさい、今日の天候の悪いのは私のせいだ、昨日の御神酒が足りなかった今度はもっと飲むから」とおっしゃってました?
  •  半年近く通ったこの苗圃での作業は今回が最後です。ブナを植える会の会員に加えていただき、最初はどういうふうに皆さんと交流していいのか不安でしたが、毎回暖かく一緒に作業させていただきました。HPをご覧の皆さんにも少しは森林ボランティア団体の雰囲気が判っていただければ幸いです。
     そして須田会長さん始め会の皆さま本当にありがとうございました。来年も是非活動を紹介していきたいと思います、来月には植樹もあります、ここから巣立つ苗木達も頑張れ!