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県民参加の森づくり事業を活用

 鳥海山にブナを植える会が今年の締めくくり・第28回植樹祭を実施

 秋田県森林ボランティア団体 鳥海山にブナを植える会
  •  令和4年10月22日(土)、鳥海山にブナを植える会が今年の活動の締めくくりとして霊峰公園近くの元栗園において第28回の植樹祭を開催しました。今年は育苗活動が6回、下刈りが1回と計8回目の活動となります。10月になってからTDKや象潟小学校などの植樹も4回指導したということで本当に活動の盛んな団体です。
     この日は、秋田市は朝からかなりの降雨だったので天気が心配されましたが、現地は好天で植樹をすると汗をかくような天候でした。
  •  集合場所のにかほ市役所・象潟庁舎の西側駐車場に着いた時は鳥海山も見えず怪しい天気でしたが?
  •  会員の皆さんは準備に忙しく、出席者名簿への記入や参加記念のブナの葉のラミネート(先月の育苗活動の際に皆で集めた葉を加工)などを確認しています。
  •  ちなみに庁舎の近くには、郷土資料館(左)や公民館など立派な施設があり、文教地区となっています。
  •  参加者は5班に分かれますが、各班の班長となる会員の最終打合せです。
  •  参加者が集まってきます、東北電力ネットワークの皆さんは若い方が多く、頼もしい限りです。
  •  相馬さん(左)の司会により開会セレモニーが始まりました、最初に須田会長から、今回は呼びかけを最低限にしたので、参加者が47名と例年の半分ほどになった、その分頑張って植栽して欲しい、植樹際ももう少しで第30回になるが頑張っていきたいとのあいさつがありました。
  •  齋藤育林部長からは、植栽地の説明や植え方のコツなど、松本副会長からは頑張りましょうとあいさつがありました。
  •  鳥海山に向かう道路沿いにはセイタカアワダチソウがあちこちで花を咲かせていました。沖縄から四国、北海道まで日本中がこの草で覆われています、なんとかならないのでしょうか。
     現地の入口にはのぼりが目印となっていました
  •  手前のスギ林を抜けて広葉樹林に入るとまもなく植栽地です。
  •  現地には仮設トイレも設置されており、女性でも安心して参加出来ます。班別に区画されていましたが、取りあえず奧から手前に植え残しの無いように作業しましょう、とのことで始まりました。
  •  苗畑で育てた苗木はかなり立派に育っているため、根も大きく広がっています。植え穴を大きく開けないといけないので大変です。また地中にはフジなどのツタ類の太い根が複雑に絡んでおり、剪定ばさみで切りながらでないと作業が出来ません、連携しながら作業します。植栽後は、保育時に誤って苗を切らないように目印の角材を立てます。
  •  47名の参加者で300本の苗木を植える計算で、私も頑張って8本植えましたが全身あせだく、クタクタでした。電力ネットワークの皆さんはさすが作業が早くて力強い!
     老若男女、子どもも大人も、とにかく植えろや、植えろや、人海戦術で頑張ります。
  •  相馬さんが「何か感じませんか?」と言うので、上をみたらなんとフクロウが皆さんの作業を見守っていました、もちろん、植える会のシャレです!
  •  さすが!皆さんの奮闘により無事植栽が終了しました。育ててきた苗木が、これから鳥海山で育つと思うとわくわくします。
  •  近くの茂みに竹内さんが親子を連れて入っていきました、中には食べ頃のアケビとサワモダシの群生があり子どもさんが大きな袋にお土産を持って帰りました、ご苦労様でした!