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県民参加の森林づくり事業を活用

 二ツ井宝の森林(やま)プロジェクトが森林(やま)の手入れ体験

 秋田県森林ボランティア団体 二ツ井宝の森林(やま)プロジェクト
  •  令和4年6月11日(土)に、二ツ井宝の森林(やま)プロジェクトが一般の方を対象に森林(やま)の手入れ体験を実施しました。
     当日は、口コミなどで集まった私を含めて12名の方が参加しました。大館市や秋田市、能代市、三種町、大潟村など各地からいろいろな世代層の方が参加しました。
     朝9時から午後3時過ぎまでと快晴で汗ばむ陽気の中、かなりハードな日程でしたが、様々な体験ができて皆さん大満足でした。
  •  無事終了後にスタッフの皆さんと一緒に集合写真。よく頑張りました!
  •  集合場所の梅内聚落会館です。初めての参加でしたので、手前の交番で場所を聞いたら1分で着きました。歴史ある立派な会館です。
  •  大広間とトイレ、洗い場など室内も立派です。。
  •  参加者へのオリエンテーリング、スタッフが控えます!
  •  安井地区長さんから歓迎のあいさつがあり、参加者の自己紹介もありましたが、なんと大館市から木のおもちゃの河田さんが参加されてました!能代市に木のおもちゃの団体を立ち上げそのメンバーの方と3人で、木の生産現場や伐採体験をしないと木のこころが分からないから参加されたとのことでした。
  •  配布された資料、参加者やスタッフの名前、日程、宝の森林(やま)の活動実績、梅内聚落の概要など船山事務局長からユーモア交えて詳しく説明がありました。河田さんも木のおもちゃの件で船山さんにお世話になったそうです。
  •  能代市の地域興し協力隊の檜森さん、梅内に来て良かったと言ってます。 オリエンテーリングの後は各自車に分乗して、林道米代線を通って小滝という梅内聚落林に向かいました。
  •  この山では、間伐木を薪にして販売し、地域通貨「宝券」として利用しています。なおこのような取組が評価され7月9日に道の駅「ふたつい」で開催される2022あきた水と緑の森林祭において、宝の森林(やま)プロジェクトが秋田県水と緑の貢献賞を受賞することになりました、おめでとうございます!。
  •  ここで参加者は防護服を着けて、さらに作業前のラジオ体操をして、体をほぐします。
  •  チェンソーの取扱は、スタッフの中で林業を営む斉藤さんが講師を務めます。
  •  参加者1人1人にチェンソーが渡され、順番でスタッフが付いて、まずはエンジン掛けです。なかなかかからずチェンソーが燃料を吸ってしまい悪戦苦闘です。
  •  各自チェンソーを持って林内に向かいます。3班に分かれますが、まずは斉藤講師から伐倒技術が披露されます、もちろん参加者は危ないので伐倒は見学のみです。
  •  斉藤さんが2本伐倒しました。さすがプロです。倒す方向も見事なものでした!
  •  伐倒された木は、バカ棒と言われる定規を使って90cmごとにチョークで印を付けます。
  •  事前に伐採していた木もあったので、1人で一本の木を玉切りするのですが、かなり樹高のある木なので玉切りも大変です、それでも女性陣からは「あ~すっきりする!」とちょっと危ない声も聞こえてきました。
  •  伐り終わると丸太を道路端まで運びます、ご苦労様です!
  •  集めた丸太は軽トラで作業場まで運びます。佐藤信夫さんから間伐材の先端を使ってカケスギくんという商品を作っているとの説明があり、昼食後に佐藤さんのお宅に見に行くことになりました。
  •  春の小学生の植菌体験をした馬子岱の会の作業場に伐った丸太を運び午前中はこれで一段落!
  •  お昼は聚落会館に戻り、2階で「田の源そば」で作られた古代米を使ったおにぎりと田舎料理のおかずのお弁当を頂きました。ワイワイと話しながらの昼食です。
  •  駐車場のテラスや屋外のかまどなどと、バラもおあるしゃれた作りのお庭で羨ましい限りです。「田舎でもこういう生活ができるんだよ!」と佐藤さんちょっと得意げです。
  •  掛け杉くんにはいろいろな大きさがあるそうです、今頃の季節が樹皮が剥がれやすいので作業し易いそうです。下段の燃え杉くんは中に灯油に漬けた着火剤を入れて災害時などの非常用ストーブとして使えるそうです。スエーデントーチといいいろいろな作り方があるそうですが、キャンプ全盛の最近ですので、良いところに目を付けました。
  •  さて、作業場に戻り午後一番は薪割り体験です、能代市から9割補助(63万円)で入れたという薪割り機を使って全員で体験します。大きな丸太も楽に割れます。
  •  薪の積み方も習います。キレイに積まれた出荷用の薪、一区画が3棚だそうです。
  •  薪割り体験の後は、燃え杉くんの作成です。佐藤信夫さんと木工品開発をしている野呂さんが講師となってチェンソーの刃の入れ方、力の要れ具合などを実演します。
  •  チェンソーで切れ目を入れた後はドリルで真ん中に穴を開け、最後にグラインダーで樹皮をキレイに仕上げてできあがり、自分で作ったものを持ち帰れます。私も体験しましたが、思ったようにはいきません・・・。
  •  最後は聚落の山でミズ採り体験です。鬱蒼とした林内にはびっしりと良質なミズがあり、アッという間に沢山採りました。
  •  聚落会館に戻り、記念写真を撮って、お土産の田の源ソバを2人前頂きました。千円の参加費でしたが燃え杉くん、ミズ、弁当に飲み物、ソバとお土産もびっくりするくらい豪華でした。全員名残惜しく解散しました。秋にも実施するそうですので皆さんも体験してみてください!
  •  なお、道の駅ふたついの直売所のレジ付近に宝の森林(やま)の製品が写真のように売られています。7月9日の森林祭でお越しの際には是非お買い求め下さい!