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県民参加の森づくり事業を活用

 広面小学校が学校林「グリーンボーイの森」で森林体験学習

  •  令和4年10月20日(木)、秋田市立広面小学校(大和田朋子校長、児童数531名)の5年生85名が、学校林「グリーンボーイの森」で森林体験学習を行いました。
     学校林は同小学校の北東約500mにあり、昭和39年(1964年)に学校創立90周年記念事業として0.5haに秋田スギの植栽をしたことが始まりで、平成23年から県の森づくり税を活用して森林体験学習をおこなっています。
     今回は、秋田スギの測樹や伐倒見学、伐倒木の樹高確認、丸太の輪切り、林内の観察などを体験しました。
  •  生徒は9班に分かれて校舎前に整列し、先生から注意事項の説明後に出発しました。
  •  学校林の前に来ると、ヘルメットと新型コロナ対策用のインナーキャップが配られ準備万端です。
  •  学校林に到着し、班別に所定の場所に素早く着席します。
  •  体験学習「はじめの会」では、3名の共同司会により、今日の学習の「めあて」や各班担当の森の案内人など指導員が紹介されましたが、皆さん真剣に聞き入っています。
  •  測樹体験です、各班別に測定する立木に集まり、指導員から測樹の方法や輪尺の使い方の説明がありました。測樹の前に太さを予想し、実際の結果が出ると「惜しかった!」とか「ぜんぜん違った!?」などの声が上がりました。また、指導員が胸の高さで直径を測ることから「胸高直径」ですと説明すると「知らなかった」、「そうなんだ」との声もありました。
  •  伐倒する予定の立木に担当指導員が10mの測桿を当てて高さの目安を示しながら各班で樹高の予想をしました。大きな数字でも20mを超える予想は殆ど無かったのですが、実際に倒して長さを測ってみると意外に長くて皆さん驚きました。なお、伐採は安全確保した上で行いました。
  •  この森林体験学習が始まった平成23年から伐倒を担当している秋田中央森林組合の石塚さんが見事に予定どおりの方向に伐倒しました。同時に生徒からも大きな感動の声が上がりました。石塚さんからは樹高を測りやすくするために枝払いもしてもらいました。
  •  各班の代表が巻尺を使って樹高の測定をしました。結果は27.5mと生徒の予想をかなり上回りました。
  •  つぎに、各指導員からノコギリの使い方や丸太がずれないよう固定する方法を教わり、輪切り体験に挑戦しました。はじめは力任せだったのですが、引くときに力を入れるコツをつかむとうまく切れるようになりました、殆どの生徒が初めての経験とあって作業が終わった時には「疲れた~」の声があちこちから聞こえてきました。
  •  林内観察では、各指導員を先頭に林内を散策しながら、伐倒された木の年数を確かめるために伐根の年輪を数えたりペットボトルで作ったハチトラップの説明を受けたり、樹木の名前やその違いなどを教わりました。
  •  「おわりの会」では二人の司会者から今日学んだことや感想の発表があり、最後は指導員の方々へのお礼の言葉がありました。
  •  記念に一人一枚ずつ秋田スギの輪切りコースターを貰って帰途につきました。天気も良くアクシデントも無く大成功の森林体験学習となりました。参加した生徒の皆さんを始め先生方、指導員の方々、大変ご苦労様でした。