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 仙北市角館 小倉山整備について

 NPO法人角館里山再生プロジェクト
  •  令和4年8月23日にNPO法人角館里山再生プロジェクトが、小倉山の踏査を実施しました。春から6回目の踏査となるそうですが、藪状態で踏み跡も定かで無かったところをメンバーで刈り払い小倉山山頂までの歩道を整備しています。
     この日は、雨上がりのムッとする陽気の中、地元の人が迷わないように、参加者が道筋にマーキングテープを付けたり、歩くのに邪魔になる倒木等を片付けました。
  左から、藤村副理事長、青柳さん、大澤事務局長、後藤さんの面々です、汗だくで山頂のお宮までたどり着きました。
  •  起点となる青柳さんの旧家です、市内に家を建てたため、38年間誰も住んでいないとのこと。角館警察署の近くの妙教寺の小路を入っていったところにあります。子ども時代の思い出の品がまだ、残っているそうです。急傾斜地指定をうけているため、新築、増築は出来ないそうで取り壊すしかないなあとおっしゃってましたが。入り口にテープを付けていきます。
  •  かなりの急斜面をつづら折りに登りながらテープを付けます。
  •  歩行に邪魔な倒木は藤村さんが切断してメンバーが脇に片付けます。
  •  あちこちに障害木があるので整理していきます。
  •  私は2回目の参加ですが、前回よりは数段歩きやすくなっていました。思わす、高村光太郎の詩が浮かんできます「僕の前に道はない、僕の後に道は出来る。道は僕のふみしだいて来た足あとだ」本当、そういう感じです。
  •  山頂のホツツジを観察する藤村さん、すごく植物に詳しい方ですが、和賀山塊で植物調査を何年もやっていたそうです。
  •  さすがに下りは楽です。目印のとおり歩いていきます。
  •  船着き場の見張り所があったというところには、十字を刻んだ石もあり、隠れキリシタンの関係だそうです。
  •  昔はここに桧内川が流れており、佐竹の殿様は秋田に向かう際に船で対岸に渡ったそうです。現在は調整池から3つの水路が流れており、調整池には大きな鯉も泳いでいます。いずれにしろ、歴史のにおいがプンプンする山です。NPOでは、古城山~外山~大威徳山~七面山~小倉山と角館市内を取り囲む山々をトレッキングコースとして整備し、観光や登山客などに喜んでもらえように、さらには地域興しにも生かしたいと考えています。
     この日は市内で宿泊し、支援学校の佐々木さん、仙北市地域興し協力隊の東風平さんも加わり、熱く今後の活動について意見を交換しました。
     藤村さんが、森吉山から秋田駒ヶ岳を登る山ガール?が多いので、中間点として角館のトレッキングを楽しめるようにすれば人気が出るのではとおっしゃってました。非常に興味深い取組です!