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県民参加の森づくり事業を活用

 角館里山再生プロジェクトが支援学校中学部と森の探検

 秋田県森林ボランティア団体 NPO法人角館里山再生プロジェクト
  •  令和4年10月19日(水)に仙北市角館外ノ山において、NPO法人角館里山再生プロジェクトが大曲支援学校せんぼく校中学部の生徒さんと森林探検を行いました。先週は小学部の皆さんと森林環境学習を行いましたが、今度は歩きながらいろいろと学びます。先週の天気とは打って変わって雨空になり雨宿りを繰り返しながら歩きましたが、これも良い体験でした。私もいろいろと参加させていただいてますが、その度になんだか生きる力を貰っている気がします。
  •  雨天の中、頑張って角館高校に降りる急坂の手前まで来ました。今回は雨で階段が濡れているので危ないため、ここで引き返しました。生徒さん4人と大澤さん、福井の面々。学校からここまで片道4千歩以上歩きましたが元気一杯です。
  •  せんぼく校の正面入口、7年前に旧角館南高校を改築して出来た学校だそうです。街中にあり、武家屋敷やサクラ並木にも近く抜群の立地条件です。
  •  学校の正面で始まりの会です。副校長先生と、佐々木先生と女性教員の3名の先生とNPOから大澤さん、青柳さん、と私が生徒さん達に付きます。
  •  学校を出発して、街中を歩きます。青柳さんが先頭ですが、今年の田沢湖マラソン20kmを完走したそうで歩くのも速いです。
  •  先週も訪れた天寧寺の正門です。雨が降ってきたので雨宿りします。
  •  門から本堂に向かい、左側の林道に入っていきます。
  •  本堂の軒下には大きなスズメバチの巣があり、蜂が出入りしています、先週は車で上の駐車場まで行ったので気づきませんでした。スギ林の坂を上がると先日の広場に出ます。
  •  ここで雨が強くなり、雨宿りしますが、副校長先生が松の幹にタカアシグモを見つけました。さらに近くにはジョロウグモが巣を張っていました。ちょっとした待ち時間の発見です。
  •  急坂を登ってキノコのホダ木を見に行きます。先週採取したヒラタケには新しくまたキノコが出ていました。
  •  シイタケやナメコも出てきていました。大澤さんが近くのナラ枯れの木に天然のムキタケがあるのを見つけたので、みんなで観察しました。それにしてもナラ枯れが蔓延状態であちこちで枯れています。
  •  尾根まで上がると、だいぶ楽に歩けます。国有林の分収林の看板もあります。天気は晴れたり雨が降ったりと秋の空そのものです。
  •  降り返し地点の角館高校へ下りる階段まで来ました。階段は200段以上ありNPOの会員が昨年設置したものです。
  •  道脇にはちょど食べ頃のスギワケがあちこちにありましたが今は誰も採りません。また、雨宿りをしてそろそろ晴れそうになったので下山します。天寧寺では本堂左側に千鶴丸という3歳で亡くなった3代目の殿様を供養する仏像を青柳さんが説明してくれました。また、角館の山や川には京都を真似た名前が付いており京都から来た殿様が郷土を忍んで命名したとか。
  •  最後に天寧寺の近くの円山に登ります、ちょっとした小山ですが、街並が眺望出来、隠れた名所です。
  •  街中を通って学校に無事つきました、終わりの会では皆さんから素敵な記念品を貰いました。
  •  西木のかたくり館の畑でコウゾを栽培し、自分達で作った和紙で、ポチ袋やランプシェードを作ったそうです。ランプを付けたら素敵な光になりました。支援学校で販売もしているそうですので、是非お買い求めください。