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 県民参加の森づくり事業を活用

 鹿角市米代川源流の会が第16回 上沼の森 植樹際を開催

  秋田県森林ボランティア団体 米代川源流自然の会
  •  令和4年9月10日(土) 鹿角市上沼牧野跡地において、米代川源流自然の会が植樹際を実施しました。市民ボランティアや子どもさん、関係者などを含めて60名近い参加がありました。
     今年も、秋晴れの素晴らしい好天でしたが、標高が800Mを超えるので快適な植樹となりました。 
  •  2000年から有志で植林を始め、2004年からは森づくり税を利用して活動を広げ、今まで17800本の広葉樹を植栽し、大雨による災害のため2回の休止をはさみ、税事業を活用した植樹際は16回目となります。今年も、ブナ、ミズナラ、ナナカマド、オオヤマザクラ、ヤマボウシなど900本を0.5haに植栽しました。
  •  現地は駐車スペースが窮屈ですが、事前に刈り払いもされており続々と参加者が集まってきます。
  •  開催にあたり、宮野会長(左)から、今までの経緯と税事業に取り組んだあらましなどの説明があり、鹿角地域振興局安達森づくり推進課長(右)からは森林が地球温暖化防止に対する役割などのあいさつがありました。
  •  関鹿角市長からも、森林の大切さや市役所の取組についてお話しがありました、林野庁出身の市長ですので話しも専門家です。鹿角市に移住してきた皆さんも参加しています。
  •  昨年までの植栽地ですが、牧場は雑草が生えてこないように表土を取り除いてから牧草を育てるため、どうしても牧場跡地は栄養分が足りなくなり成長が芳しくはありません、長い目で成長を見守りましょう。
  •  植え付けの説明は、鹿角森林組合の湯瀬さんです。「植え穴に土をいれたらしっかりと苗を引き上げ気味にして踏んでください、でないと苗がしっかり活着しません」とのことです。
  •  皆さん一生懸命植栽します。小さいお子さんも頑張ります。関市長も黙々と植栽しています。
  •  会場には、米代川源流自然の会、と森づくり税のPRのぼりがはためいて税事業をPRしてくれています。
  •  植栽が一段落ついたので、子どもさんも手伝って記念標柱を立てます。
  •  今年の植栽も無事終了しました。大雨で崩れていた作業道を修復したり、準備も大変だったそうです。
     牧場跡地はまだ100ha以上あるそうで、地元紙の記者から「宮野会長、長生きして頑張って下さい!」とエールを送られていました。ちなみに昨年ハンガリーに帰国したゾルタン夫妻からは昨年植栽した苗木を心配して連絡が来たそうです、大丈夫、ちゃんと育っていますよ!