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県民参加の森づくり事業を活動

 湯沢市「森人(もりうど)の会」が秋の森づくり活動

 秋田県森林ボランティア団体 森人の会
  •  令和4年9月25日(日)に湯沢市小野字大清水地区「雄湯郷(ユートピア)手づくりの会の森」において、森人の会が森づくり活動を行いました。去る9月3日に25日に鍋っこを兼ねた活動報告会を開催すると聞いていたので参加させていただきました。
     17人集まりましたが、そのうち女性が10人と賑やかな集まりになりました。
  •  準備が整いウッドデッキの上で芋の子鍋をいただきます。会員同士のコミュニケーションを図るには最高のシチュエーションです。皆さん森林作業以外でも、いろいろな趣味や活動で繋がっており、陶芸や登山、三陸復興支援などさまざまな話題が出てきます。とにかく活動の幅が広いので聞いていると圧倒されます。
  •  入山する前には、爆竹を鳴らして熊や野生動物にあいさつ?します。林内や隣の東山森林公園跡地にも多数の栗の木があり、ちょうど収穫期に入っているので欠かせない作業です。
  •  前回の報告で活動している森林の山頂近くに立派な林道が開通していると書きましたが、湯沢市が管理する林業専用道でした。木材搬出のための専用林道のため、ゲートが設置され一般車の通行は制限されています。ウッドショックと言われる木材の価格上昇の機運の中、林業復活のキーポイントは道路です。
  •  今回、トイレ使用で利用させてもらった「ふるさと山荘」と公民館です。最初は、どちらも水が流れたので水道が復活したのかと喜びましたが、先週都会の方を招いて市が稲刈りツアーを開催したときにここを利用したため、一時的に東山公園の水道ポンプの電源を入れて昼食をここで摂ったとかで、配管に残っていた水が出ただけでした。
     芋っこ鍋用に下界から水はタンクに入れて片野会長が沢山持って来ていましたが、やはり水が無いと何かにつけて不便です。公園のトイレ等も閉鎖されてはいますが、ポンプは使えるので水の供給はなんとかならないのでしょうか?
  •  ちなみに全県の植樹際で植えた苗木は殆どが消えており、当時は植栽者の名前を付けた標柱を立てたのですが、倒れて字も見えません。中には順調に育っている苗木もありましたが・・・。
  •  今日の作業は、キノコのホダ木が古くなってきたため、来月の作業で伐採するキノコ原木用のナラを選定していきます。あまり太くなく生存競争で負けそうな木を選びますが、作業上離れていると手間がかかるのである程度の木のかたまっている場所を探してマーキングします。
  •  今年は長雨や猛暑など天候的には厳しい状況でしたが、山の実はクリやドングリが豊作でこの山でも足の踏み場が無いほどドングリがこぼれていました。周辺でもナラ枯れが進み、大木が枯れていますが、是非このドングリ達から将来の森を担う芽が出て欲しいと思います!
  •  ウッドデッキ付近では、男性軍は火起こし、女性軍は井戸端会議しながら芋の皮むきや鍋の準備でそれぞれが慣れた手つきで作業を進めます。
  •  いよいよ食事会が始まりました。横手シティマラソンに知り合いが参加したため、それに付き合ったため遅れてきたという横手市の女性は、娘さんとその友達も一緒で「娘が3歳の時から参加しており、娘が高校生になったので13年も経った」と言ってました。湯沢市内から参加した女性も高校生の息子さんが一緒でしたが、小さい頃から一緒に来ているそうで親子の絆もより深まりました。皆さん長~いお付き合いなので、阿吽の呼吸で作業がはかどるんですね。秋晴れの天気で気持ちの良い木漏れ日の下、親睦を兼ねた楽しい作業でした、ごちそうさまでした!