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 県民参加の森林づくり事業を活用

 八乙女山を守る会が中仙中学校2年生とサクラの手入れを実施

 秋田県森林ボランティア団体 八乙女山を守る会
  •  令和4年6月10日(金)に大仙市長野地区の八乙女山を守る会が地元の中仙中学校の2年生51人と斉内川のサクラ並木で樹木の手入れを実施しました。当日は、直前に雷雨が降ったり、奥羽山脈にも雨雲が垂れ込め、途中カミナリの音も響いてくるなど、不安定な天気でしたが、作業中は幸い天気が持ち、楽しい作業になりました。
     中仙小学校6年生の時は、サクラに関する樹木医の黒坂さんの講義を受けてから八乙女山で自然観察会により公園のサクラに興味を持ち、中仙中学校1年時には、斉内川のサクラ並木に施肥をして、2年生になるとサクラの手入れと、子ども達の成長に合わせた活動を続けており、このような活動は将来の地域を支えていく上でも大変重要だと思います。(ちなみに中学3年生時は勉強して、合格して高校生になったらサクラを観に来るのだそうです!)
     中仙中学校は、昨年度から豊成中学校と中仙中学校が統合されたできたそうで、新しい友達と良い思い出になるでしょう!
  •  本日のメンバー、51名の中仙中学校2年生と大仙市役所中仙支所からも2人の応援、中学校の先生と合わせると70人近くなります。
  •  道の駅「なかせん」には、広い駐車場があります。その裏手を大曲方向に行くと上長野橋があり、対岸に渡ります。
  •  斉内川の清流と対岸のサクラ並木です。
  •  会員による事前打合せ、作業内容の確認や、中学校の統合により自転車通学している生徒とバス通学の生徒がいるため、ヘルメットを付けていない生徒は高枝切りをしないよう注意点も確認です。
  •  先日、斉内川のサクラ並木のライトアップの写真を提供していただいた戸嶋さんですが、暑い日にもかかわらず重装備で準備万端でした。中学生の皆さんも早めに集合です。
  •  皆川さんの司会で開会です。熊谷会長(右)からは「皆さんの先輩の作業のおかげでサクラが良く咲くようになり、今年はライトアップも行い、大変キレイだった、皆さんも頑張って下さい」とあいさつがありました。
  •  先日の施肥の時と同様に10班に班分けして、それぞれスタッフが指導に付きます。
  •  皆川事務局長からテングス病とひこばえやツルの除去の仕方が説明されます。テングス病は同会がかなり除去したので殆ど見当たらないそうです。
  •  さあ、それぞれの持ち場に広がって作業開始です。皆さん仲良く作業しています。中にはカラスが営巣している木もあり、この木は刺激を与えないようにそっとやるということで、事故も無く終了しました。
  •  サクラの根元も見違えるようにすっきりし、枯れ枝も減ってサクラの散髪が終わりました。 
  •  最後に高橋副会長から、温暖化の影響で野生動物の北上が進んでおり、ニホンシカやイノシシが県内でも見られるようになった。皆さんが大きくなったら狩猟免許を取得してこれらの動物をやっつけて欲しいとお話しがありました。生徒からはお礼の言葉があり、雨に当たらず無事作業終了です。