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 県民参加の森づくり事業を活用

 八乙女山を守る会が市民ボランティアによる森林整備

 秋田県森林ボランティア団体 八乙女山を守る会
  •  令和4年6月26日(日) 八乙女山を守る会が市民ボランティアを募って、八乙女山の森林整備を行いました。当日は、数日続いた雨により大変蒸し暑い中、会員による下刈りと地元の中仙小学校と清水小学校の生徒さん9名を含む市民ボランティアの皆さんによるグリーンパイル(肥料)の打ち込みに分かれ汗を流しました。同会は、小学生との自然観察会、中学生との斉内川のサクラ並木の整備、など多彩な活動を展開していますが、今回は広報等で市民ボランティアを募っての活動です。
     今回は、同会からの要望事項もありましたので、関係者の皆さんは最後まで良く読んで下さい!
  •  八乙女交流センターの駐車場に一度集合してから、山に向かいます。まずは皆さん揃ったところで集合写真です。生徒さんは9名ですが、学年はバラバラだそうです、親御さんの車で来ているので映っていない方も合わせると30名以上になります。
   
  •  交流センター前の駐車場と八乙女球場です、日曜日のせいか、いつも市民ボランティアの時には高校野球の交流試合が行われており関係者の車が多数来ています。
  •  いつも柔和で優しい熊谷会長のあいさつと皆川事務局長のオリエンテーリングで顔合わせの開会式です。
  •  山の上の駐車場に移動し、子ども達は5つに班分けしてそれぞれに大人が付きます。皆川さんからグリーンパイルの打ち込みについて説明があり、各自山に向かいます。
  •  会員は刈り払い機の準備、子ども達はグリーンパイルを小分けし持ち運びし易いようにして準備です。
  •  急斜面ですが、事前に会員により丁寧に下刈りされています。
  •  サクラの枝先にまで根が張っているので、枝先の下を狙ってバールで穴を開け、そこにグリーンパイルを差し込み、木槌で頭をたたいて埋めます。最初は元気の良かった子ども達ですが急斜面と力仕事で汗びっしょりクタクタという感じです。
  •  一方こちらは会員の皆さんの下刈り、ヤマザクラを植えた正面斜面の草刈りですが、かなりの急斜面なのと草が肩近くまで伸びており大変な作業です。80歳を超えた会長自ら作業ですが(中段右)、3ヶ月前に腰椎すべり症と脊柱管狭窄症を併発して手術を受け4本のボルトが背骨に入っているそうです。ゴルフも再開するそうで、ちょっと考えられません(小田嶋さんの話しですと、お酒も人の倍飲めるそうです)。
  •  途中で皆川さんから「ちょっと見て貰いたいものがあるので」と言われて、車で5分ほどの八乙女山の裏側の「八乙女ふれあいの森」へ行きました。市の補助金で建てた立派な作業小屋があり、ここでチェンソーの安全講習会を7月3日に開催するそうです。
  •  問題は、7年前から2カ年に渡ってここに広葉樹(サクラ、ナラ等)を植栽したそうですが、右下のように順調に育っている苗もあれば殆ど瀕死状態のものもありました。「県では植栽にあたって大苗はダメだと言うが、小さな苗だとその後の保育も大変だしうまく育たない場合が多いのである程度の大苗を植えられるようにして欲しい」とのことでした。ボランティア団体の高齢化が進み、保育に手間を掛けられないという状況もあるので是非検討して欲しいと思います。
     また、最近は温暖化により作業中の熱中症が心配だ、命を守るための飲食であれば必要内で認めて欲しいとも言われました。森水の情報誌にも以前同様の旨の意見を載せましたが、県からは梨の礫ですが?
  •  子ども達はさすがに疲れたので一足早く終了・解散しました。親御さんともども良い経験になりました!
  •  子ども達が帰ってからも会員は作業の続きです。相模さんがツタだらけの茂みを整理しています「色んなツルのオンパレードだぁ!」。 斜面もすっかりキレイ刈り払われサクラの苗木も出てきました。
  •  最後に、今後の活動などについての打合せです。早朝作業やチェンソーの講習会についてなど毎週のように活動を行っています。クリの花も満開で、すっかり夏模様になりました。