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 県民参加の森づくり事業を活用

 八乙女山を守る会が市民ボランティアにより森林整備

 秋田県森林ボランティア団体 八乙女山を守る会
  •  令和4年10月23日(日)に八乙女山を守る会が、市民ボランティアを募って森林整備を実施しました。この日は、空模様が心配されましたが午前中はなんとか天気も良く、急斜面が多い現場なので安全作業が確保出来ました。ただ、各種イベントやスポーツ大会が重なったそうで、参加者は例年より少ない16名でした。
  •  案内板の前で記念写真、手前の小学校2年生と4歳の姉妹はお兄ちゃんがバスケットの試合だそうですが仲良く最後までおばあちゃんを手伝ってました。
  •  最初に八乙女交流センター駐車場に集合して、皆川事務局長から今日の段取りと熊谷会長からあいさつがあります。その後各自で八乙女山にある駐車場に移動します。
  •  上の駐車場では、今日の作業現場を西側の斜面から遊歩道沿いに変更し、主に生い茂ったクズのツルを退治することになりました。早速皆さん遊歩道に向かいます。
  •  駐車場にあるサクラにテングス病が付いているのを発見して高枝切りばさみで切除しました。放っておくと花が咲かなくなります。
  •  それぞれの持ち場でクズを退治します、熊谷会長(左)はいつも元気一杯です。
  •  いやあそれにしてもクズだらけです。元林野庁の相模さんと「昔はこんなにあちこちクズだらけでは無かったのになんで増えたんだろう」と話したら「昔は造林木が植えて間もないから小さくてマメにクズ退治やってたんだろうけど今は、木がみんな大きくなっているから退治しないんじゃないだろうか?」とのことでした。
     セイタカアワダチソウとクズだらけで日本が占領されそうです。
  •  昨年も紹介しましたが、クズの種子が入っている鞘です、ツルが伸びて広がるし種子でも広がるので手に負えません。
  •  とにかく切って切って切ります。中に今回は若い方がいたのでお話ししました(右上)。小田嶋さんという大仙市の教育委員会の方ですが元々先生だそうです。通勤で通うときに八乙女山のサクラがだんだん弱っているのを見て自分も何かやらなければと守る会に入会したそうです。角館里山プロジェクトの方々も地域愛の塊ですが、ここにも若い方で頼もしい方がいました。やはり樹木と同じで組織も若返りが必要です。
  •  ところで今回は、充電式の簡易チェンソーを使ってツル切りされていました。充電利用時間も思ったより長く切る際の力も要らないので、長時間の作業にはもってこいです。
  •  小学生の自然観察の際に枕状溶岩を紹介しましたが、今回はその回りにコマユミがたわわに実を付けていました。季節を感じます。
  •  皆さんの懸命な作業の結果、遊歩道もさっぱりしました。今年の作業は今回が最後だそうですが、春先の小中学生相手の環境教育から斉内川沿いのサクラの整備、八乙女山の整備など大変ご苦労さまでした。幅広い活動と実行力には頭が下がります。