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 県民参加の森林づくり事業を活用

 八乙女山を守る会が中学生とサクラの施肥を実施

 秋田県森林ボランティア団体 八乙女山を守る会
  •  令和4年5月12日(金)に八乙女山を守る会が、道の駅「なかせん」の裏手を流れる斉内川の土手のサクラ並木に中仙中学校1年生64名と一緒に施肥をしました。中学校はすぐ近くにあり、校長先生も駆けつけました。
     当日は、守る会のメンバーと大仙市中仙支所の職員の方が先導し、中学生を10班に分けて活動しました。
  •   東北自然歩道の看板と道の駅「なかせん」の裏手にあるサクラ並木。八幡平を源流とし八乙女山の下を流れる玉川と、奥羽山脈川口渓谷からから流れ出る斉内川が合流する手前に斉内川のサクラ並木があります。令和3年に守る会が調査した内容によると昭和4年に完工した堤防竣工記念植樹の80年を超えるサクラが51本、平成9年に道の駅が竣工した際に植樹されたサクラ等が23本と計74本のサクラが両岸にあります(左岸に47本)。
  •  今年初めて夜桜のライトアップが行われ、守る会の戸嶋さんからすごくキレイだったので是非HPにアップしてくださいと言われました(写真は戸嶋さんが撮影)。昨年も施肥を行ったせいかサクラの咲き方がいつになく見事だったそうです。4月21日から27日までライトアップされたそうですので、来年は是非訪れたいと思います。今年は27日の夜に大雨が降り、一気に散ったとか、そういえば私も28日に角館を訪れましたがすでに花は終わっていました。
  •  いつもにこやかな熊谷会長から開始にあたって挨拶があり、樹木医で角館さくらアドバイザーの黒坂さんからここのサクラの由来や施肥の仕方について説明がありました。
  •  夜桜の写真を提供していただいた戸嶋さん、10班のそれぞれ班長さんが紹介されます、事務局の皆川さんからグリーンパイル(肥料)のやり方が実演されました。バールで穴を開け、そこにハンマーで肥料を打ち込みます。
   
  •  肥料のグリーンパイルです、八乙女山でも利用されています。
  •  さあ、いよいよ班に分かれて、肥料を小分けにして持ち場に広がります。斉内川左岸の樹の47本に施肥しますが、肥料は1本に10個、一班で4~5本の樹を受け持つので、結構な本数を打ち込まないといけません。
  •   枝先まで根が張っているので、枝先を見極めながら肥料を打ち込んでいきます。守る会のメンバーが班長として指導します。
  •  川岸近くまで来たり、土手の途中で作業したりと大木なので大変です、またこの日は道路の温度標示が27度となり、かなりの高温ですので汗だくで頑張ります。女子から「校長先生が見てるから頑張れ!」と気合いが入ります。
  •  作業終了後に代表から、守る会の皆さんにお礼のあいさつがありました。生徒さん達が乗ってきた自転車。気を付けて!
  •  この橋の向こうに中仙中学校があります。手入れを終えたサクラ並木、心なしか元気になったような?