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県民参加の森づくり事業を活用

鳥海山にブナを植える会が第29回植樹祭を開催

秋田県森林ボランティア団体 鳥海山にブナを植える会
  •  令和5年10月21日(土)に鳥海山2合目のにかほ市象潟町小滝地内のクリ園跡地において、鳥海山にブナを植える会が第29回植樹祭を開催しました。東北電力ネットワークを始めとする協力団体や一般市民、スタッフなどを合わせて60名ほどが集まり250本のブナを植栽しました。
  •  私も会員として3月から育苗活動などをレポートしてきており、今回は自分の育ててきた苗木の晴れ舞台とあって気合いが入りました。
  •  にかほ市役所象潟庁舎駐車場が集合・受付会場です。山にも多数のスタッフが準備していますが、ここで集合写真を撮りました。秋田市を出るときは雨が降っており心配しましたが、開会式では雨が止んで・・・。
  •  受付時にブナの葉をラミネート加工した参加記念証をもらい4班に分かれて班長さんが旗を持つ列に並びます。
  •  相馬事務局長の司会で開会式が始まり、須田会長のあいさつ、齋藤育林部長からは植え付けの方法の説明、松本副会長からは作業の注意点などの説明がありました。
  •  開会式終了後にバスや自家用車で植栽会場に移動します。鳥海山ブルーラインからの入口には目印の会ののぼりがあり、ここを300mほど林道を入っていくと植樹会場です。
  •  前を歩いているお二人は、小山田さん(黄色のヤッケ)と竹内さんです。小山田さんが87歳、竹内さんが85歳でちょっと前まで各種マラソン大会に出場していた仲だそうで、元気一杯のお二人でした。当面の目標は90歳まで元気でいることだそうですが、お二人ともかくしゃくとしておられ、人生こうありたいと思います。もちろん、ブナを植える会の当初からの会員です。
  •  現地にはトイレも設置され、女性でも安心して参加出来ます。今年は県内でツキノワグマの出現が頻繁に起きていることと、現地はクリ園の跡地なので「クマ注意!」の看板も。爆竹を鳴らしたりして対策は万全でした。
  •  昨年までの植栽地は順調に苗が根付いて生長しています。県内の他の植栽地に比べて活着率が高いのは会員による苗木の世話が良かったせい?
  •  現地に張られたテントでは、苗圃のもぐもぐタイムでいつも手づくりの料理を提供してくれている女性陣が、それぞれの料理をパックに詰めて昼食の準備をしています。会の皆さんは各自の持ち場で忙しく働いていて素晴らしい連係プレーです!
  •  さあ、いよいよ植樹開始ですが、心配していた雨が降り出しました。
  •  準備された根張りのしっかりした立派なブナ苗と添え木、添え木は支柱というよりは下刈りの際に間違って伐らないようにとの目印です。
  •  植樹は、とにかく穴掘りが大変でササの根や樹木の根が邪魔するのでカッターで根を切りながら唐鍬やスコップで力一杯掘りますが、冷え込んでいるとはいえ汗だくになります。さすがに電力ネットワークの皆さんは若手が主体なので、人間起重機のごとくガンガンと作業が進みます。
  •  植栽が終了しました、ご苦労様でした。最後に道具の回収、確認をして作業は終了です。
  •  最後にお弁当を受取りましたが、現地は雨のため自宅に戻ってからいただきました。県南風の味付けで大変美味しくいただきました。なお、秋田市の伊藤さんがクマ鍋を持ち寄ってくれたそうですが私は食するタイミングが無く残念でした。
  •  これで今年の作業は終了しましたが、来年も出来るだけ活動に参加してボランティア活動の体験をHPでお伝えしていこうと思います。
  •  この1年、須田会長を始めブナを植える会の皆さんには大変お世話になりありがとうございました!感謝!