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県民参加の森づくり事業を活用

二ツ井宝の森林(やま)PJが二ツ井小学校と植樹体験

秋田県森林ボランティア団体 二ツ井宝の森林(やま)PJ
 令和5年10月18日(水)に能代市二ツ井町梅内馬子岱公園において、二ツ井宝の森林(やま)プロジェクトが二ツ井小学校の3年生25人を招いてモミジの植樹体験を実施しました。
  •  4月の植菌体験、6月のスギ林の手入れに続く3年生にとっては3回目の体験活動です。 
  •  天候不順な日が続きますが、この日は良い天気に恵まれ、日中は暑いくらいでした。
  •  先日林業体験でチェンソーを使った馬子岱の作業場には薪が整然と置かれていました。長い冬を前に準備万端です。既に会員が集まり準備していました。
  •  植栽予定地には、植え穴が掘られ、モミジの苗木が置かれてあります。森づくり運動推進員の森さんと畠山さんも駆けつけ、税事業のPRのぼりもはためいています。
  •  この日は秋田県あきた未来創造部の元気ムラ支援チームの柳舘コーディネーター以下3名も取材に訪れており、地元紙の記者とともに賑やかな取材陣の植樹になりました。いよいよ子ども達が到着です。
  •  子ども達はシートの上に荷物を置き、船山事務局長の司会ではじめの会が始まり、野呂代表があいさつを述べました。
  •  白神森林組合の杉本さん(右)と塚本さんが、苗木の植え方を説明します。モミジは4種類で、イタヤカエデ、ヤマモミジ、ハウチワカエデ、イロハモミジになります。三種町の種苗生産者の田村さんが育成している苗だそうです。
  •  子ども達は6班に分かれ、それぞれに担当が付き、紹介されます。森さん畠山さん(左)も担当スタッフの一員です。
  •  持ち場に広がり、植樹に向かいます。基本6班に分かれ、1班4人なので、スコップ1、移植ごて2、苗木持ち1の役割分担になります。
  •  班の指導者から助けてもらいながら1人2本の苗木を植えていきますが、慣れてくると手際が良くなり作業もどんどん進みます。仲間同士の連携もとれるのでこれぞ環境教育!
  •  植え終わった苗木を支える杭に自分の名前を書いていきます、将来自分の植えた樹を観に来たときのためにです。
  •  植え終わった植栽地。道路の向こうの斜面は10年前から植えてきたところです。広葉樹の生長は遅いのでまだ大きくなっていませんが、将来はモミジの里として美しく秋を彩るでしょう。紅葉の名勝地は全国各地にありますが、ここもそうなって欲しいところです。
  •  植栽後は、移動してキノコのホダ場を観察に行きました。シイタケはまだ発生していませんでしたが、菌床マイタケは昨日出荷したばかりだそうですが、姿を見ることが出来ました。
  •  おわりの会では、生徒から「樹を植えるのが楽しかった、10年経ったら植えた樹を観に来たい」などの感想が発表されました。最後はバスの中から大きく手を振って帰って行きました。県内各地で小中学生や高校生との体験学習が行われていますが、郷土愛を育てる貴重な機会だと思います。みんな大きくなって秋田を離れても、必ずふるさとに戻っておいでね!