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県民参加の森づくり事業を活用

 二ツ井宝の森林(やま)PJが二ツ井小学校3年生と植菌体験活動

 秋田県森林ボランティア団体 二ツ井宝の森林(やま)プロジェクト
  •  令和5年4月20日(木)に旧馬子岱小学校グランド跡地で、二ツ井小学校の協力により3年生の環境教育の一環として植菌体験活動が行われました。同会では地元の小学生に森林を理解してもらうために、今後6月の枝打ち体験、10月のモミジ植栽体験など計3回の体験事業を計画していますが、この日はみんなが笑顔に満ちた一日でした。このような体験は、きっといつまでも記憶に残り、ふるさとを愛でる気持ちが強くなるでしょう。 
  •  当日は、4月中旬過ぎなのに、20℃を超える気温になり暑いくらいでした。例年になく早かったサクラはここでも満開でした。参加者は25人の小学生と会のメンバーが14人でしたが、森づくり運動推進員の畠山さんがいつものように税事業の幟を設置してくれました。
  •  馬子岱小学校跡地は、梅内聚落から来る舗装道路と林道米代線と交わるT字路の直前にあります。
  •  9時前には皆さんが上のグランド跡地に集合し、専用の治具で原木にドリルで穴を開け、生徒の人数分を設置して準備中です。
  •  子ども達が来る前に一休み、今回は見慣れぬ方が多いと思っていたら、3年に一度の役員改選で大幅にメンバーが替わったそうです。シュンランもあちこちで咲いており、春本番です。
  •  子ども達がバスで到着し、坂を上がってグランド跡地に着きます。
  •  船山事務局長の司会で会が始まり、新会長の野呂さんが開会のあいさつをします。安井前会長は6年務めたそうです。
  •  船山さんが、皆さん知っているキノコありますか?と尋ねると元気よく手が挙がり、様々なキノコの名前が出てきます。写真を見せながらキノコの説明をします。いつもながらユーモアたっぷりです。
  •  種駒の打ち方を実演します、コツは「キノコさん大きく育ってね!」と念じながら優しく打ち込むことです。
  •  さあ、いよいよ子ども達が種駒を打ちます。25人なので、5班に分かれ1人一本ずつでしたが、会の皆さんが付いて、打ち方のコツや打ち忘れないかなど見てくれます。始めはぎこちなかったハンマー捌きもだんだん上手になります。最初になめこをサクラの木に打ちました。
  •  植菌が終わるとそれぞれで原木を持って軽トラの荷台に置きます。結構重いぞ!気を付けて!
  •  なめこの次はシイタケの種駒をナラの木に打ちます、子ども達もすっかり慣れて来ました。
  •  駒打ちが終わると車で移動して、ホダ場に行きます。昨年、一昨年の3年生が駒を打ったホダ木にシイタケが出ており、みんなで収穫しました。 なめこは秋に出るので収穫は出来ませんが、ホダ場を見てシイタケとは違う方法で管理することを学びました。
  •  最後に各班の代表から「初めてキノコの植菌をして大変だったけど楽しかった、またやりたい!」との感想が述べられ、新旧の区長さんから収穫したシイタケをプレゼントされました。安井前区長から締めのあいさつがあり、バスに乗って学校に帰っていきました。6月にまた山で会おうね!