本文へスキップ

第3回しおがま街フォトロゲイニング大会開催される

 秋田県森林ボランティア団体 NPO法人角館里山再生プロジェクト
  •  令和5年6月11日(日)に、宮城県塩竃市において標記の大会が開催されました。
     NPO法人角館里山再生プロジェクトでは、今までに税事業や多面的機能保全事業などの様々な事業を通じて角館の里山を整備してきましたが、その最終目的として地域興しに繋がるフォトロゲイニングの開催を模索してきました。
     先日はフォトトレッキングと称して角館でミニ大会を開催したところですが、フォトロゲイニング大会を正式に開催するには、いろいろな条件があり、他の地域で開催される大会にも参加することが必要です。今回は、第一歩として塩竃市で開催される大会にNPO法人の大澤さんと後藤さんのお二人と私、地域興しに関心の深い庄子さんの4人の混成チームで参加しましたのでその概要をお伝えします。
  •  そもそもフォトロゲイニングとは、全国的にあちこちで開催されているスポーツであり、東北では太平洋沿岸地域で震災復興も兼ねて盛んに開催されています。街中や山中などにポイント地点が事務局によって設けられ、参加者は決められた時間内にいかに多くの地点を回ってポイントを得るかを競います。今回は、会場で競技直前にポイントが記載された地図(2万5千分の1)と、ポイントに到着した証拠としてそのポイントでどのような写真を撮るかを指示した書面が渡されました。
     40地点が地図に載っていますが、我々が参加した4時間コースではとても回りきれる範囲ではないので、それぞれの参加者は15分ほどの作戦タイムで行き先を決めます。今回はお揃いのユニフォームを着たランナーチームが多く、その方達は常に走っていました。中には36km走ったという強者もいました。
  •  会場となった3階建ての船の形をしたマリンゲート塩釜です。津波の際の避難所になっており、仙石線の本塩釜駅の隣にある塩釜イオンから津波の際の空中避難路が400mほど続いています。
  •  受付開始は9時ですが、3階のマリンホール大会議室には、既に参加者が集まっていました。それぞれ荷物を置いて陣地にしています。競技中はここに荷物を置いていきます。
  •  時間になって大会事務局からルールや今日のコースの説明などがあり、37チーム85人の参加者にいよいよ地図とポイント図面が渡されます。各チームは15分ほどの作戦タイムで行き先を決めます。我々は3人が高齢者のため遠方まで行くのは無理と判断してポイントの高い地点の多い桂島へ渡航することにしました。
  •  桂島までは船で20分ですが、競技開始が10時20分、船出が11時なので出航までの40分を使って近場のポイントを回ります。(中央右手の一番大きな島が桂島)
  •  マリンゲートのテラスがスタート、ゴール地点になります。10時20分に一斉にスタートしました。天気予報のとおり10時過ぎから雨が降ってきました。気温が上がらなかったので運動するには善かったかも。
  •  最初のポイント地点の築港の碑です、一番近い所にあるのでポイントは11点と一番低いです。次が千賀の浦緑地ここも12点です。
  •  渡航前の3つめは、橋本蒲鉾店ですが、近い割にはポイントが高く28点しかも蒲鉾(250円)を食べている写真を撮るとボーナス点が10点貰えます。地元の店と連携して名物も食べてもらおうというなかなか良い企画です。
  •  マリンゲートに戻り、桂島行きのフェリーに乗ります。同じような作戦を立てたチームが結構いて、船は満員です。
  •  船を下りて直ぐの桂島船着き場は32点、坂を登った松崎神社は38点とここまでは順調でしたが、42点の西の山展望台に行く道が分からず、他のチームもあちこち迷っているので、51点の海水浴場に向かうことにします。
  •  桂島海水浴場は51点ですが、亀仙人?が給水所で食べ物を配っており一緒に写真を撮るとボーナス5点を貰えます、おいなりさんとお茶をいただきました。右は観月崎展望台で2番目に高ポイントの69点の地点ですが、展望台まで行ってからの写真と勘違いしましたが、確認したら登り口と書いてあり戻ってから写真撮りました、高得点の意味が分かりました、説明書きはちゃんと読みましょう!
  •  西の山展望台は42点ですが、逆方向から来ると分かりますが、松崎神社の裏を回った歩道を歩くので先ほどは気づきませんでした、なかなかトリッキーです。神社から港に行く道路に戻り一度山に上がったので道が不明になり、藪中の細道を下りると海苔の養殖設備に着きました、27点、港の近くですがガケを下りるので難所です。
  •  帰りは12:25分発の塩釜行きのフェリーに乗ります。実はここで12:30発と勘違いした青年二人が乗り遅れました。閉会式ではちゃんと時間を確認しなかったので反省している、とのことでした、14:00発が次の便なので、もちろん大減点です。
  •  塩釜に戻り、本塩釜駅前で14点、塩釜神社に向かい鹽竈百人一首道標16点と順調です。
  •  左上の鹽竈神社の表坂は18点、鹽竈神社東参道は25点と急坂を上り下りして大変でしたが、東参道の下り坂の途中には大正時代の民家を公開しており、中でお話しを聞くことができました。
  •  最後の地点は御釜神社で15点、時間が足りなくなり走ってゴールまで全力で行くと、後藤さんと庄子さんが見えません、残り38秒でやっと二人が揃い減点を免れました。ちなみに遅刻は1分につき30点減点になるので危ないところでした。もちろん間に合った中では一番最後でした。フェリーの往復40分を除けば3時間20分で2万歩近く歩きました!
  •  我々は男女混合チームで参加しましたが、合計408点で22チーム中11位でした。最高点は800点を超えていましたが、高齢者主体のチームとしては見事な好成績です!
  •  各参加コース毎に表彰が行われ、3位までが表彰状を手にしました。受賞者は感想を述べましたが、首都圏を始め宮城県以外の方が多く、皆さん来年も来たいと言っていました。塩釜の魅力を足で十分味わうことが出来ましたし、健康にも良いということで角館でも盛大に開催したいものだと感じました。
     (亀仙人の大場さんも閉会式に参加してました!)
  •  実は我々の最後のチェックポイントの御釜神社の前に「まちかど博物館」というカフェがあり、頑張ったご褒美で立ち寄り、それぞれ好きなものを注文しました。築140年の昔の旅館を改造したしゃれたカフェでしたが、なんと6月17日のテレビ朝日系列の「人生の楽園」を観ていたら来週の予告でこのカフェを放送するということでした。24日午後6時からです。
     是非この記事をご覧になった皆さんも観てください、そして塩釜を訪れてみてください!
     (手前のビールはノンアルです!)