本文へスキップ

角館里山再生プロジェクトが第3回青森フォトロゲ2023
(新郷大会)に参加・調査

秋田県森林ボランティア団体 NPO法人角館里山再生プロジェクト
  •  令和5年11月18日(土)に東北では今年最後となるキリスト伝説の青森県三戸郡新郷村で開催された標記大会にNPO法人角館里山再生プロジェクトの大澤事務局長と後藤氏、サポセンの福井の3名が参加し、来年度の角館開催に向けて参加・調査してきました。フォトロゲの参加者は14チーム41人とこじんまりした大会でした。
  •  この大会は、主催が五戸町商工会青年部ということで、先週の花巻大会同様民間の主催になります。青森県の山間部での開催ということで、どういうポイント設定しているのか、運用はどのように行われているのかを調べました。
  •  会場は、新郷村美郷館(体育館)で、役場の隣になります。会場入口。
  •  受付の状況とステージ。司会進行は新郷村と五戸町を管轄する五戸商工会の事務局の若い方が務めました。司会から競技説明まで1人で最後の表彰式まで全部こなしていました。開会あいさつは新郷村村長ですが、今日は新郷村の方と五戸町の方との結婚式があるそうで、村人総出で式に向かうため、村長もあいさつ後退席されました。
  •  結婚式のため、村人の参加者がいなかったので少人数になった原因のようです。また、今回で3回目の開催ですが、過去2回は五戸町で開催したということで、新郷村での開催は初めてだそうです。両町村の商工会の合同チームで対応しているので、来年はまた五戸町で開催か?
  •  これからは歩いた順にポイント紹介です。大会事務局がミステリーポイントとしたところはゴール後に発表され、個所数で加点されます(7個所あるそうで、個所数が増えるごとに加点、大会名のミステリーの由来、記事ではMPと記載)。左写真は役場にある村の案内図。右は新郷村で唯一の信号(だじゃれ?MP)
  •  最近になって統合して一つになった新郷小学校、右は謎の戸来治療院(MP=地元の若い人は何を治療しているのか分からないそうです)。
  •  さすがに山間部なので神社仏閣のポイントが多く、左は急な階段を上がる三嶽神社、右は思わず見過ごしてしまう道路からは簡単に見つけられない田んぼの中の石碑(MP)。
  •  10時半スタートで1時間ほど経ってから雨が強くなってきました。途中ポイントの見過ごしもあって走ったりしたので汗と雨で体はぐちゃぐちゃです。一番ポイントの高かったキリストの墓です。近くには資料館もありました。
  •  キリストの墓の近くにある伝説のコンビニ?(MP)、週末しか開いていないそうですがコンビニではありません(ミニストップならぬキリストップという店名)。右は、しめ縄のあるバス停、何を祀っているのか?(MP)。
  •  こちらは、玉を飾っているご神体?湧水がこんこんとわき出る、ここもバス停です。右は新郷中学校跡地、現在は校舎の新しい野沢中学校が統合新郷中学校だそうです、見た目は新しい校舎なので勿体ない!
  •  畑に水を撒く散水栓なのに何故か郵便ポストが付いている(MP)。一本桜というのでさぞ立派な桜と思いきや、小ぶりの枝垂れサクラでした。
  •  何故かちっちゃいカーブミラー、でもよく見えました。右は集落の一番奧の消火栓、迷いそうな小路の奧にあります。
  •  新築された五戸消防署西分遣所の古い看板、何故か新郷村にあるのにお食事処「東京屋」。
  •  地域経済の要のJA八戸新郷支店、ものすごく急な階段を昇る八坂神社。
  •  五戸商工会は、新郷村も管轄していますが、現在の会長は新郷村にある高工(株)=看板の社長さんでやり手だそうです。みそと麹の戸来商店、そろそろゴールも近くなってきました。
  •  皆さん無事戻ってきて表彰式が始まりました。冷えた体を温める鳥鍋が振る舞われ、汗ふきのタオルも配られ、心配りの行き届いた手作り感の強い大会でした。商工会の若手が頑張っており、五戸市や新郷村の若手のやる気を感じました。昨今話題のツキノワグマについては出没地域であり、各地に注意書きはありましたが、対策等については説明にとどまりました。
  •  角館で来年度開催するには、NPOのメンバーはもちろん、今年と同様に観光協会、商工会、行政などあらゆる機関に協力を求めていく必要があります。
  •  今回の参加賞には、地元温泉施設の無料券も入っており、地元施設の利用促進を図り、地元の総力を挙げてという工夫が感じられしますし、スタッフも十数人いました。
  •  スタッフに聞いたところ、参加費だけでは赤字だがその分スタッフのがんばりでフォローしているそうです。いろいろなフォトロゲの大会に参加しましたが、東北の太平洋側では大震災からの復興、新郷村では山村振興と、地元を盛り上げようという明らかな目的意識を感じることが出来ました。