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 県民参加の森づくり事業を活用

令和5年度 魚の暮らしやすい川づくりをテーマに植樹祭

秋田県森林ボランティア団体 鹿角市河川漁業協働組合
  •  令和5年9月26日(火) 鹿角市十和田大湯字田代平において、鹿角市河川漁業協同組合が大湯小学校の5年生20名を招き昨年に続き植樹祭を開催しました。
     戦後の国策で開拓された地域でしたが、近年は牧場経営者も減り、利用していない草地は近年多発する自然災害に備えて森林に戻すこと、さらに地域の清流には本州では珍しい北海道系のイワナも成育しているためその保全を図ることを目的としています。
  •  大湯小学校は従来から環境問題を学校新聞で取り上げ、市内でも優秀な成績を挙げています。植樹を終え記念標柱を囲んで関係者の皆さんとパチ!
  •  事務局の中村さんの司会進行により開会式が始まります。宮野組合長からは自然災害が多発しているが森林を守ることにより温暖化を防げる、またここの地域には珍しいイワナがいて漁協はそれを守るために粗朶沈床という工法により魚が住める環境を作っている、とお話しがありました。
  • 鹿角地域振興局小林農林部長からは「森林には大きく3つの役割があり、キレイな水を作る、キレイな空気を作る、災害から皆さんを守る」とのお話しでした。米代東部森林管理署長代理の柏崎さんからは安全に気を付けて植栽して欲しい、とあいさつがありました。
  •  鹿角市役所の北方農地林務課長からは、クイズ形式で鹿角市の森林の割合、市内の森林が固定化している二酸化炭素の量などが質問され生徒さん達がそれぞれの考えで手を挙げていました、当たったかな? 皆さんの後には税事業ののぼりがはためいています!
  •  植栽地の周囲は密度の濃い根曲がり笹が生えており、刈り払いしないと森林に復活するのは難しい状況です。道路のすぐ近くでタケノコが採れるのでクマの事故があるまではかなりの人が入っていたそうですが、今は入山禁止となっています。
  •  植栽予定地には今回植えられるポット苗木が置かれてあり、ブナ、ヤマザクラなど700本が植えられます、今までに1万本以上が植栽されています。
  •  鹿角地域振興局森づくり推進課の木村班長の話しと松岡技師の実演で苗木の植え方の説明がありました。
  •  いよいよ植樹です!1人で植えたり、友達と植えたり、大人と一緒に植えたりと色々ですが、唐鍬の使い方も様になり、上手に植えることが出来ました。森林管理署、菱和林業、鹿角森林組合の皆さんも協力してくれました。
  •  植栽が終わり、記念標柱を皆んなで建てます。今回は立派な標柱ですが、宮野組合長のお話しではここの地域は一段落したので、来年からは別のところに移るとのこと。締めくくりの標柱です。
  • 皆さんのお陰でこのとおり、植え付けが無事終了しました。元気に育つと良いですね!
  •  生徒さんから終わりのお礼があり、元気に学校に帰って行きました。雨が心配な天気でしたが、天気は終了するまで持ちました。大きくなったら自分の植えた樹を見に来て下さい。ふるさとを忘れないでね!