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県民参加の森づくり事業を活用

鹿角市米代川源流自然の会が 第17回 上沼の森 植樹会を開催

秋田県森林ボランティア団体 米代川源流自然の会
  •  令和5年8月18日(金)に鹿角市上沼牧野跡地において、米代川源流自然の会が植樹会を開催しました。例年より一月早い開催でしたが、東京葛飾区のよつぎ小学校の生徒さん達が夏休みの交流会で鹿角市を訪れる機会に植樹会を開催したそうです。鹿角市と葛飾区は国内交流都市の関係でその起源等は鹿角市のHP(国内交流都市/鹿角市 (city.kazuno.akita.jp))で紹介されています。
  •  この日は、一般ボランティアや様々な鹿角市の団体などから多くの参加者が植樹しました。
  •  事務局の方の司会で開会式が始まり、宮野会長が「最近の災害を見ていると地球温暖化というよりは人の命を守るための植樹だと思っている、会では今まで1万7千本近い広葉樹をここに植栽してきた、自然環境保全のために今回は東京からよつぎ小学校の皆さんも来てくれたので交流を深めながら植栽したい」とあいさつがありました。
  •  続いて、県鹿角地域振興局の安達森づくり課長、米代東部森林管理署柏崎さん、関鹿角市長から開催にあたってのあいさつがありました。標高800m近いのですが、今年の猛暑を象徴するような暑い日だったので、水分の補給や無理をしないようにとアドバイスされていました。
  •  植栽木は、ブナ、ミズナラ、オオヤマザクラ、ナナカマドなどで900本のポット苗です。森林組合の方から植え方の説明があります。
  •  植栽地の入口には森づくり税のPRのぼりと源流の会ののぼりがはためいています。税事業のPRの絶好の機会です!
  •  よつぎ小学校からは4~6年生21名と島野校長先生とPTAの方を含め総勢28名で参加されていました。大人に手伝って貰いながら、仲間同士で一緒にとそれぞれが頑張っていました。東京の子でもスコップやくわの捌きはなかなかでした!宮野会長が「ミズナラは大きくなってマイタケが出るんだよ!」とあちこちで生徒に教えていました、さすがキノコ名人!
  •  もちろん地元からの参加者の皆さんも暑い中、頑張っています、関市長も植栽したりあちこちでお手伝いと大活躍です。
  •  植栽が終了して、記念標柱を皆で立てます。島野校長から宮野会長に「よつぎ小学校に植えたサクラが花が咲かないがどうしたら良いのしょうか?」と質問があったそうで組合長は「剪定しないと花が咲かないから切った方が良い」と答えたそうです。
  •  最後に生徒さんの代表から「樹を植える体験が出来て良かった、大きくなったら育った樹を見に来たい」お礼と感想が述べられました。
  •  上沼牧野は、市が国有林から土地を借り受けた鹿角牛を育てる市営牧場だったのですが、平成15年に廃止したので国有林に返地し、平成17年から源流の会が関係者と植樹を開始したものです。将来は広葉樹林に復活して市民の生活を守ってくれるでしょう。
  •  なお、よつぎ小学校の皆さんは、土日に開催される花輪ばやしも見学されるそうです。交流の一環で植樹を体験し、将来の日本をになう都会の子どもさんにも森林の大切さを分かって貰うことは素晴らしい取組だと思います。