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県民参加の森づくり事業を活用

角館里山再生プロジェクトが大曲支援学校せんぼく校と森林学習

秋田県森林ボランティア団体 NPO法人角館里山再生プロジェクト
  •  令和5年10月13日(金)にNPO法人角館里山再生プロジェクトが、大曲支援学校せんぼく校の小学部の皆さんと森林学習を行いました。
  •  当初は、外ノ山での学習の予定でしたが、最近角館周辺でツキノワグマが頻繁に出没しているため急遽、支援学校内での体験学習になりました。この日も直ぐ近くの市内の病院敷地の大樹に親子連れとみられるクマ2頭が登り、夕方暗くなるまでクマが居座り大きなニュースになりました。幸い事故には至りませんでしたが、今年はクマの異常出没で野外活動も影響を受けています。
  •  学校の入口にシートを広げ、皆さんがその上で活動しました。秋田森林管理署から川上署長を始め5人の職員の方、仙北市教育委員会から草彅部長さんと職員の方、NPOからは佐々木理事長、藤村副理事長、後藤理事、大澤事務局長が参加しました。
  • 開始前には、丈夫なシルバーシートを敷き、大澤さんお手製の組立テーブルを設置し会場作りです。
  •  先生の司会ではじめの会が始まり、佐々木理事長があいさつしますが、以前角館猟友会長を務めた佐々木理事長は早朝からのクマ騒ぎ対策で早々に現場に向かいました。
  • 最初に秋田森林管理署の女性職員から紙芝居方式で、樹の種はどうやって遠方に運ばれるのかの説明がありました。①動物、②水、③風のうちどれが正解でしょう?答えは全部○ですが、生徒さんはちゃんと分かっていました。
  •  説明の後で、川上署長から種がどのように飛ぶのかを模型を作って実演します。みんなには折り紙が配られ、半分に折ってからクリップでおもりを付け、放り投げるとくるくると回って落ちます。
  •  次に折り紙を八の字にして、ホチキスで留め、これを放り投げるとこれもクルクルと回って落ちます。植物もいろいろ工夫して種を飛ばしているので分かります。
  •  学校では、翌日が学校祭だということで4班に分かれて、管理署や藤村さんが用意した樹の葉っぱや木の実を模造紙に貼り付けオブジェクトを作りました。中には素敵な絵を描いてくれた生徒さんもいて見ていて楽しい作品になりました。
  •  生徒さんに記念のお菓子も配られ、最後は、仙北市教育部長から「いがくり星人 クリたろう」の紙芝居が披露されて、生徒さん達が見入っていました。「おわりの会」の生徒さんの感想では一番評判が良かったです!
  •  おわりの会では藤村副理事長のあいさつの後で、生徒さん達の感想と引率の先生方からもお礼の言葉がありました。山まで歩く往復の時間も学習に向けられたのでかえって余裕のある体験が出来て皆さん大満足でした!(クマのお陰とは言いませんが・・・)