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県民参加の森づくり事業を活用

 NPO法人 白神ネイチャー協会が令和5年度植菌体験教室を開催

 秋田県森林ボランティア団体 NPO法人 白神ネイチャー協会
  •  令和5年4月22日(土)に、八峰町のぶなっこランドにおいて、白神ネイチャー協会が一般市民を募集して植菌体験教室を開催しました。
     会では、秋のトレッキング、植樹祭などのイベントを実施していますが、一番人気のあるのが植菌体験教室だそうです。この日も40人の募集に対し、かなりの応募があり結局50名に絞ったそうです。あまり多数になると安全上対応できなくなるということでしたが、会場には多数の老若男女が集まりました。
  •  天気は良かったのですが、強風により肌寒い一日でしたが、会場にはたくさんの方が集まりました。例年お見かけする方も多く、皆さん楽しみにしています。
  •  例年ですと駐車場の脇には除雪された雪がうずたかく積まれているのですが、今年は少雪と急速な温暖化で雪が殆どありませんし、サクラが満開になっていました。二ツ森に向かう、青秋林道は昨年の大雨で決壊しており、まだ全面通行止めとなっています。
  •  ぶなっこランドの入口と内部、ジオパーク関連の化石やブナ林の説明など様々な展示がありますのでお寄り下さい。乾燥シイタケや記念タオルの販売も行っています。
  •  過去に植菌したホダ木の状況、上はシイタケの本伏せの状況、下はなめこの伏せ込みです。キノコによって養生方法が変わります。
  •  会場には、最初に打つシイタケ用の原木は並べられ、次に打つなめこ用の原木は山積みに用意されています。シイタケ用が200本、なめこ用が250本とかなりの量です。50人の参加者なので1人10本近く植菌することになります。
  •  ぞくぞくと参加者が集まってきて受付後に開会式になりました。事務局の大高さんの司会により山崎会長からあいさつとシイタケの食べ方などの話しがありました、スタッフも合わせると70人近い人です、税事業のPR幟も強風の中はためいています。
  •  夫婦で、友達と、1人で、親子で、と皆さんそれぞれのスタイルでハンマーでトントンと種駒を打ちます。慣れた方も多く折りたたみのいすを持参する人や、座り込んでいる人など、どんどん植菌します。
  •  植菌した原木はホダ場に輸送するので、スタッフが駒の打ち忘れが無いか確認して軽トラまで運びます。私も手伝いましたが、太い原木が多くかなりの重労働で、汗が出てきます。
  •  シイタケの植菌が終わり、なめこの原木を並べる時間を利用して、穴開け体験も行われました。先日の二ツ井宝の森林(やま)PJの皆さんも治具を工夫していましたが、ここでも治具に原木を載せて主に子ども達が体験しました。
  •  なめこの植菌は皆さん手慣れてきたのでだいぶ早くなりました。
  •  植菌した原木は、ホダ場でシート掛けされ梅雨明けくらいまで菌が行き渡るように養生されてから本伏せします。二夏過ごした来年の秋にはキノコが出てきます。無事植菌が終了し、閉会式が行われました。
  •  閉会後に参加者へ昨年植菌したホダ木が渡されます。養生済みですので、今年の秋にはキノコが楽しめます。植菌した原木をそのまま配るとその後の管理が難しいのですが、これだと確実にキノコが出るので初心者にも好評です。
  •  ホダ場から真瀬川に下りる歩道があり、清流に触れることができます、雪解けも治まりすっかり透明な流れになっていました。付近には散策コースもありますので是非おいでください。