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 県民参加の森づくり事業を活用

 八乙女山を守る会が中仙中学校と斉内川のサクラの手入れを実施

 秋田県森林ボランティア団体 八乙女山を守る会
  •  令和5年5月11日(木)に道の駅なかせん近くの斉内川のサクラ並木において、八乙女山を守る会が地元の中仙中学校1年生と一緒に施肥作業を行いました。
     八幡平を源として八乙女山の東側を流れる玉川と、奥羽山脈川口渓谷から流れ出る斉内川が合流する手前の道の駅なかせんの裏手に斉内川のサクラ並木があります。令和3年に守る会が調査した結果によると昭和4年に完工した堤防竣工記念植樹の80年を超えるサクラが51本、平成9年に道の駅が竣工した際に植樹されたサクラが23本と計74本のサクラが両岸にあります(手入れを左岸側は47本)。
  •  この日は、守る会からスタッフが10名と大仙市役所中仙支所から3名の応援が駆けつけ、50人あまりの生徒さんを10班に分けスタッフがそれぞれが施肥指導として各班に付きました。
  •  並木の角館寄りにJRの橋があり、その左手奥に中仙中学校があります。生徒さん達は10分ほど歩いて並木にやってきます。
  •  皆川事務局長の司会で会が始まり、10班のそれぞれに付くスタッフが紹介され、熊谷会長があいさつしました。昨年中学校側から缶バッチを売った収益を会に寄付していただいたそうで、今回肥料を買うことが出来たそうです。続いて樹木医で角館さくらアドバイザーの黒坂さんからサクラ並木の由来や施肥の仕方について説明がありました。
  •  本日使用するグリーンパイルと穴開けのバール、打ち込むためのカケヤが班ごとに分けられています。グリーンパイルは振りまく肥料と違い土中に打ち込むので効果が長持ちするのと根への効果が大きいそうです。
  •  各サクラには番号が振られ、班ごとに担当する樹が分かります。枝先まで根が張っており、根の吸収は先の方が盛んだという説明で、なるべく枝先の方に肥料を打ち込みます。10班で47本のサクラを担当するので、1班約10本のサクラに10本ずつ肥料を打ち込むので斜面でもありなかなか大変です。
     中仙中学校は、清水小学校、豊成小学校、中仙小学校の3小学校から生徒さんが進学しているそうですが、まだ、中学生になって1ヶ月ちょっとなのに、皆さん仲良く作業していました。
  •  無事作業が終了し、おわりの会では髙橋副会長が、「皆さんの施肥によりサクラの葉が多く付くようになった、また、太い枝も出てきている、今年のサクラの花も見事で4月発行の県議会だより(23030229_2月県議会.indd (gsl-service.net)の表紙を飾った」とのお話しの後で、生徒代表のお礼の言葉がありました。
  •  今年はサクラの開花が早く、4月13日には満開になりました。その時の様子を観て下さい。来年も素晴らしい花が咲きますように!
  •  生徒さん達が中学校に帰って行きます。素晴らしい環境ですね、羨ましいです。